2017/12/19

Wi-Fi

 早朝のパリ。酔っぱらいとかいたらイヤだなぁ、と思ってたけど、まぁ、どうってこともなく、タクシー乗り場にタクシーがいてほっとした。いると言われてもフランス人の言うことはちょっと疑ってかからないと。。
 とにかく、すんなりモンパルナス駅に着き、時間に余裕を持って出たから、駅で『Paul』の行列にも並べた。これで準備は万端。電車に乗ってしまうとWi-Fiが繋がらないからElianeに乗ったよとメールしておく。パリはWi-Fiが繋がる場所が多く、旅行者にはうれしい限りだ。TGV内でも繋がるといいんだけどな〜、といつも思うけど仕方がない。ちなみにWi-Fiはフランス語ではウイフィ。何だか、かわいい。

 話は逸れるけど、友人のElianeはSNSや携帯電話のアプリやらにめっぽう弱い。私も詳しいほうではないけれど。。
 日本ではLINEが主流だけど、フランスではWhatsApp (ワッツアップ)というアプリを使っている人が多い。Wi-Fiが飛んでいればフランス国内はもちろん、日本にだって電話ができる。でもWi-Fiが飛んでなければ全く通じない。と、何度説明してもElianeは聞いてくれない。TGVからメールしてねと何度も言われ、できないよ〜と言っても言ってもダメ。メドックからバスで迎えに来てくれたEliane。ちょうどの時間がなかったらしく、ちょっと遅れるよとメールしてくれたようだ。「TGVの中で見たでしょ〜?」いやいや、見れないってば〜。


2017/12/13

Ah, bon?

 
 次の日、朝早く、メドックへ出発することになった私。始発に乗ってモンパルナス駅に行くためにDianeのアパートに泊まることにしたその日、ふと、ほんとに突然、あれっ、始発って何時だっけ?と何だか不安になり、時刻を調べてみたら、何か微妙な感じ。駅に着いて1, 2分でTGV出ちゃうじゃん。荷物持って走ってっても、無理なんじゃない? モンパルナス駅は広く、TGVの駅はこれまた遠いから、どうやっても間に合うわけがない。ちょっと待てよ。。すぐにSophieに電話した。
 「ねぇ、ねぇ。始発に乗っても間に合わないっぽいよ。どうしよう?」
 「Ah, bon?」びっくりするでもなく、悪びれることもなく、Sohieはそう言った。
 
 ところで『Ah, bon?』は便利な言葉だ。「あっ、そうなの?」とも「へぇ〜、そうなの〜???」とも「あっ、そう」と気のない返事にも取れる。言い方によって、はたまたリアクションでも変わるのだ。Sophieの返事は最後のものに近かった。
 「どうしよう?」「タクシーで行けばいいんじゃない?」「だよね〜」と終わる会話。というか、もうそれしかないんだけど「大丈夫?」くらい言ってほしかったけど、そこはフランス人。あれこれ考えたって仕方ない、なるようになるわよ、は典型的なフランス人の思考だ。これがまた、冷たく聞こえるけど、心地よいっちゃ心地よい。。変に気を遣われるとしんどいし、ほんと、あれこれ考えたって仕方がないのだ。
 さて、夜遅くて用心するのと、暗くて慣れない早朝。。どっちが嫌だ?

2017/12/11

Oh là là!

 さて、メドックへ行くためにボルドー行きチケットを探す。昨年はTGVなんだけど、後ろの方から乗れば安いっていう、あれ、何て言うんだっけ、それに乗ってった。フランスの遠方行きの電車の乗り場は一カ所しかなくて、一番遠くの車両は果てしなく、あ〜、果てしなく遠い。なのに乗り場は20分前に決まるから、重い荷物を持ってたら、それはもう、罰ゲームのようなつらさだ。そういえば、今年、同じ時期にフランスに来ていた友人は買い付けのための旅で、この罰ゲームさながらの移動を何度も強いられていた。終わってみれば、それは話のネタにすらなれど、渦中にいるとつらいこと、この上ない。

 さて、今年も安いチケットを見つけようと意気込んだものの、ヴァカンス時期だし、ギリギリすぎてなかなか見つけられない。パソコンとにらめっこしていると、どんどん売れていき、ちょっとぼーっとしている間に残席が少なくなっていき、チケットの値段が上がっていく。あ〜、やばい。。

 おや、早朝便で安いチケットを見つけた。けど、6時過ぎ。あんまり早すぎるとみんなを起こしてしまうし、そもそも電車がない。あっ、そうだ。パリの真ん中にあるDianeんちのアパートの鍵を持っていた。ひとりぼっちで泊まるのはさみしくてイヤだけど、致し方ない。ここからだったら間に合うかも。

始発に乗ってTGVの出るモンパルナス駅まで間に合うのか、Sophieに聞いてみる。ネットで時刻表を見ながら「ある、ある。大丈夫、間に合うよ」の言葉に安心し、チケットを予約した。でもでも、実は間に合う電車はなく、あたふたしてしまう話は次のブログで。。