2018/11/13

EDF

 今年のフランス滞在もいろんなことがあったけれど、これまた衝撃だったのが、ブルターニュでの事件。毎年のようにブルターニュに訪れる私だけど、今年はMarieの家に宿泊。離れの部屋に泊まったことはあっても母屋に泊まるのは初めて。ここは、元々はMarieの両親の家。ヴァカンス中にここに来ると、Marieの姉妹や子どもたちが集まってきていたので部屋の空きがなく、息子はみんなとここに泊まり、私たちは別に泊まることが多かった。今回は私とMarieのふたりだけだったから、広々と使えた。

 滞在 二日目のこと。ブロカントや友人たちと会う間を縫って、一旦家に戻った。この夏は家の改装や庭の手入れを予定していたらしく、この日も大きな木を一本切るため、業者と待ち合わせたのだ。「すぐ終わるから、部屋で昼寝でもしてて」と言われ、ベッドで横になりつつ、テレビを見ていた。しばらくすると、テレビが突然切れる。うん?? あれっ、何で?  Marieに確かめようと部屋を出たら、同じくしてMarieがバタバタと外に走っていく。よく見ると、大きな木が何かに引っかかった状態で倒れかかっていた。
 Marieの家の庭は広く、家の敷地の中に数本、電柱が立っていて、電線も通っている。その電線に大きな木がしなだれかかっていたのだ。いやいや、ありえない光景だった。一体、何が起こったのかわからないまま、Marieと業者の2人組に近寄った。「どうしたの。テレビが映んなくなったよ」お察しの通り、木を切ったら思わぬ方向に倒れ、そこに電線があって、そして電線を切っちゃった、っていう。。ていうか、あり得ない。。業者のおじさん二人組は切ったらたまたま、電線に引っかかったよ、みたいな顔で悪びれもせず、早くEDF(ウーデーエフ)に電話した方がいいと言っている。EDFとは東京電力みたいなところ。Marieは唖然としながらも、すぐに電話をかけ始めた。私は頭んなかで整理しようと倒れた木を見つめた。どう見ても、業者2人組のせいでしょ。そこに電線があることは一目瞭然。反対側に倒れるように切るのがプロとして当然でしょ。電話をしているMarieに近寄って、そう伝えた。

 Marieが電話を終えてEDFの修理が夜まで来れないこと、現場で何が起きたかを検証するため、あと1時間ほどで調査員が来ることを言った後、ぼそりと修理費用のことを言った。何と、修理費は6000ユーロ。。えーっっ。「これ、誰が払うの? 業者さんって会社に所属してるよね。保険、おりるんじゃない?」するとMarieはこう言った。「ウチの敷地内で起きて、自分がお願いしてこうなったの。だから私が払うしかない。。」「えー、でもどう考えたって、あの2人の落ち度だよね」「こんなに狭い村でしかも彼の紹介なの。けが人が出なかっただけでも、よかったと思わなきゃ。。もし、電線が当たってたら、死人が出たかもしれないし」確かに。。
 ついさっきまで私も庭のテーブルでお茶を飲んでいた。もし、外にいたら当たっていたかもしれない。でも納得いかない私はMarieに何度も訴えてみる。「Bertrand(Marieの彼氏)に言ってもらおうよ」「電話したけど、どうにもならない」「じゃぁ、Xavierに相談しよ」と冗談めいて言うと、Marieは「今、コロンビアにいるから無理じゃない」と冗談で返してきた。コロンビアにヴァカンスに出かけているXavierはMarieの息子で弁護士なのだ。あ〜。。
 その後、調査員やら修理の人が来て、電線が直るまでバタバタとし、木の伐採作業が途中になっていたので、電気が開通してまた作業を開始した時にはヒヤヒヤしたけど、何とか無事に終わった。
 どう考えても納得いかないけれど、Marieがそうすると言っているんだから仕方がない。少しでも元気づけようと晩ごはんは外食にし「私がおごるから〜」と言って、お腹はあんまり空いてなかったけれど、一日を潰して申し訳ないとヘコむMarieを前にがんばってムール貝をタラフク食った。それで悲劇が起きるなんてことをつゆ知らず。。






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