2014/08/24

Attila Marcel


 今日は、息子とフランス映画『ぼくを探しに』を観に行った。幼少時期に両親を失ってから言葉を失ったPaulは、伯母姉妹に育てられた。両親の記憶がおぼろげなPaulは、同じアパートに住むマダムとの出会いで、少しずつ記憶が蘇っていく。
 “Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain”『アメリ』のプロデューサーの作品と聞いて、なるほどの映像だ。コメディータッチでフランス的なブラックユーモアもあり、笑って泣ける映画だ。
 こんな伯母姉妹みたいなマダムいるなぁとか、Paulがシューケットを袋から取り出して食べたり、さくらんぼの種をプッと出したり、そうそうフランス人ってこんな感じと、頷いてしまう映画。夢と現実が曖昧で、途中、Paulの奏でるピアノが、彼の心を表しているようで引き込まれていく。楽しそうに聞こえた伯母姉妹の歌声も、映画を見終わった後はちょっぴり切ない。映画と音楽はやはり一体だ。  

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