2015/07/07

風鈴


 つい最近、フランスは暑い日が続いていたらしい。友達から暑すぎる〜とメールが来ていた。しかし、そんなに暑いとは。。

 数年に一度、猛暑がやって来るフランス。何がつらいってエアコンがないことだ。外で暑い分には耐えられても、家の中で暑いのは耐えられない。。陰に入れば涼しくなるとはいえ、35℃以上の日はやっぱりどうしたって暑い。
 日本では暑さをしのぐためのいろんな涼感グッズが出ているし、様々な工夫をする。例えば、日傘をさしたり帽子をかぶったり、寝るときにはサラッとしたマットとか保冷剤を頭や首もとに置いたり。。涼感グッズは試したことがないけれど、たぶんフランス人にプレゼントしたら喜ぶと思う。音がかすかに鳴るようなものが好きだし、涼しい気分になるような風鈴はフランス人へのプレゼントに最適だ。そして、割れそうなガラスでできたものを案外好む。日本にやって来たフランス人の友達がおみやげに選ぼうとするもののひとつだ。悩んで悩んで、結局やめてしまう人が多いから、割れないように注意して持って行ってあげると、きっと喜ばれる。

2015/07/06

異空間


 どうしてだろう、といつも思う。フランス人の暮らす部屋は日本であってもどこであっても、フランスっぽい。日本で暮らすフランス人の友達んちはごくごく一般的なアパートだけれど、パッと入った瞬間に何かが違うことに気づく。家具の大半は日本製、日本で買った食器や鍋が並んでいても何だかフランスっぽい。何でだろう、っていつも思うけれど、きっと、ものの置き方や選ぶ家具が違うんだと思う。

 友達のDanielleが暮らしていたアパートもそうだった。1Kの決して広くはないアパートだったけれど、中はパリのアパートみたいだった。長く暮らす間にどんどん増えていった日本で買ったものの中にはちょっと変わった使い方のものもあったりして。。昔使われていた下駄箱は靴箱として使われておらず、部屋の片隅で食器棚として使われていたり、古い和風のつい立ての前には、およそ100年前のフランスのデコラティブなひとりがけ用のソファーが無造作に置かれていたり。。
 あ〜、そうか、今わかった。フランスっぽいってわけじゃなく、日本人がやりっこないことをやるから異空間になるんだな。なるほど〜。

 

2015/07/05

ギリシャ神話


 私たちがよく知っているフランスにまつわるものは、その地名が付けられていることが多い。例えば ”Camembert”(カマンベール)はパリからほど近い村でカマンベールチーズの発祥の地だ。ワインの名前も地方名からきていることがほとんどだし、そう言い始めると限りなくあるけれど、何か覚えやすくっていいなと思ったりして。

 フランスは駅名や通り、建造物の名前も歴史的に有名な人の名前だったりすることは、以前も書いた。“La tour Eiffel”『エッフェル塔』は作った会社の名前だ。
 それとはちょっと異なり、ギリシャ神話から来ている名も多い。”Montparnasse”(モンパルナス)は文芸の女神たちが住んでいたパルナッソス山からだし、”L'avenue des Champs-Élysées”『シャンゼリゼ通り』の”Élysées”(エリゼ)は死後に住む『極楽浄土』を意味しているらしい。フランスとギリシャ神話は密接にかかわり合っている。フランス語だけではないけれど、曜日と七つの天体の名はギリシャ神話からだし、紐解いていくと、何ともまぁ、神秘的である。

 

2015/07/04

Volvic


 ここ数年、炭酸ブームだ。飲むのはもちろん、肌や髪、頭皮にも使える優れものだ。フランスではずいぶん昔から炭酸水は飲まれていたし、日常のものだった。食事へ行くとよく頼むし、ミネラルウォーターほどではないけれど家にも常備してある。初めて飲んだときはちょっと驚いた。炭酸といえば甘い、という概念が覆されたわけで衝撃だったのだ。

 日本人にとってフランスの炭酸水といえば ”Perrier”(ペリエ)だろうか。フランスでは”Badoit”(バドワ)もよく飲まれている。友達の家ではバドワやその地方、地方で有名なメーカーのものもよく飲まれていた。日本でこんなに流行る前は、なかなか手に入りにくかったのでフランスでよく飲んでたなぁ。
 その頃、やっぱり日本にあまりなくて、フランスでよく飲んでいたのが”Volvic”(ボルヴィック)のフレーバーウオーター。フランスのミネラルウォーターではめずらしい軟水で、飲みやすく、そのうえ甘さが口に残らない、ちょっとだけ味のついた水。日本にもその頃、そんな水があったような気がするけれど、ボルヴィックのように種類がなかったから、スーパーへ行くと楽しくなった。今でもボルヴィックを見るとワクワクする。

2015/07/03

遅刻


 今日は雨が降った。どしゃぶりの雨だ。そのうえ、電車が止まったらしい。息子が登校する時間帯に。。しかも期末テストだったからちょっと焦ったけれど何とか間に合ったらしい。日本では学校でも仕事でも遅刻はしてはいけないし、よくないことだ、当然だけど。。

 何度も言っているけれど、フランス人はとにかく時間にルーズだ。待ち合わせの時間にはやって来ないし、家に招待すると必ず遅れてくる。まっ、これは家に招待された際のマナーとも言えるけれど、でも時間通りに来ないと段取りが〜、と思うこともたまにある。「明日、電話するね」と言っていたにもかかわらず、掛かってこなかったり、忘れているのか、気分じゃなかったのか。。ま、でもそれでも別にイヤな気分にならないのは、相手がフランス人だからだろうか。ま、こんなことも毎回ではもちろんないし、きっちりしている時もあるのだ。でも、今日みたいに電車が止まってしまったら、フランス人の大半は仕方ないでしょ、と言って帰ってしまいそうだ。みんながみんなじゃないけどね。

2015/07/02

寿司


 フランス人は絶対的に肉食だ。ふだんの食事は圧倒的に肉が多い。だからといって魚が売っていないわけではないけれど、肉屋さんのほうがやっぱり目に付く。

 地方へ行くと、海沿いの町やフェリー乗り場の近くに、朝市のような魚や貝の売り場が設けられていることがある。海が近いから採れたての新鮮な魚介だ。パリは近くに海があるわけではないから採れたて、というわけにはいかない。だから魚の切り身を買って来て蒸したり焼いたりすることが多いけれど、地方では生で食することも。でも、にぎり寿司がこんなに流行っていても、家での食事では魚より貝類を生で食べることが多い。牡蠣はもちろん、ホタテなんかも生で食べたりする。それでも人によっては、牡蠣以外は魚介類を生で食べるのはこわいと言う人もまだまだいるみたいだ。でも昔よりはずいぶん、生で何でも食べるようになったなと思う。

 フランス人の友達が日本食の料理本を買っていた。「ほら見て、日本食って芸術的よね〜」と見せてくれた本の中のにぎり寿司や巻き寿司には、日本とは違った食材が使われていたりして。。わざわざ肉を巻かなくても。。


2015/07/01

ノーメイク


 フランスにはたくさんの化粧品ブランドがある。百貨店の1階に並ぶような高級ブランドから、Pharmacie(ファーマシー)『薬局』で買えるような手頃なものまで多種多様だ。

 ところでこんなに化粧品に溢れているフランスだけど、一体誰が使っているのだろう。少なくとも私のまわりの友達で高級ブランドを使っている人はいないし、メイク自体ほとんどしていない。もともと肌や髪の色素が薄いからか、少々眉毛がなくても変じゃないし、睫毛も長くクルンと上がっているので、メイクをしてもしなくてもあまり変わらないのだ。メイクと言えるものは時々つけるリップくらいだろうか。だから、誰があんなにたくさんある化粧品を買っているのかと、いつも思ってしまう。
 薬局で買える手頃な値段の化粧品も使い心地もよく、効果に表れるものがけっこうあって、そちらの化粧品を使っている友達も多い。フランスで買えば日本で売られているものの1/3の値段で買えてしまうから、私も必ず買って帰る。そんなに安いのにパリに暮らしていた頃は化粧をしたことがなかったから、それすらも不要だった。。
 
 フランスに暮らすと、ほとんどの人がそうなっていく。フランスに暮らしている人と旅行者の区別はここですぐわかる、メイクをしているか、していないかで。。