2014/03/30

右岸と左岸

 
 パリのRive droite(リヴ ドワット)『右岸』とRive gauche(リヴ ゴーシュ)『左岸』、どっちが好きか私は迷わず、右岸と答える。住んでいたところも全部、右岸だったし、そういえば、郊外に住んでいる友達を除けば、みんな右岸に住んでいる。まぁ、これは偶然だけど。
 どうして、右岸が好きなのか、何となくしっくりくるって感じだ。きっと、最初の直感が今も続いてる感じなのかな。理由はあんまりわからない。右岸はセーヌ川をはさんで北側、左岸は南側。右岸はどちらかと言えば、わいわいと活気に溢れていて、左岸は大人な雰囲気だと思う、ざっくり言えば。私はMarais(マレ)Bastille(バスティーユ)は目をつむっても歩けそうなくらいだけど、St-Germain(サン ジェルマン)を歩くと、ちょっと落ち着かないし、緊張気味になる。ホームとアウェイみたいなもんだ。フランスの友達もそんな風なことを言ってたな。
 そういえば、右岸はこわいからなるべく出かけないっていう、左岸に住むMadame(マダム)もいた。でも、右岸も左岸も大好きなパリに違いないのだけど。

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