2014/03/22

Petit déjeuner

 
 のんびりできるヴァカンスは、フランス人にとって、なくてはならない貴重な時間だ。日本と同じで都会に住めば住むほど、いつも時間に追われている気がするのだ。パリに住む友達も口を揃えてこう言う。「パリにいると一日があっという間で、毎日、同じことの繰り返しでストレスがたまる」と。
 パリに住む友達の平日の朝は慌ただしい。パリMarieの家では、子どもたちはコーンフレークを立ったままかき込んでいたし、パンを手に持って歩きながらなんて光景もよく見る。友達のSophieは出勤の車に、コーヒーや紅茶を入れたマグカップをそのまま持ち込んでいた。とにかく、平日の朝はのんびりなんてしていられない。近くのBoulangerie(ブランジュリー)に行って、クロワッサンを買って来てゆっくり食べる、なんて朝の光景は見たことがない。ただ、週末はのんびりと朝の時間を過ごす。バゲットやクロワッサン、そして新聞を買って来て、ゆっくり時間をかけ何杯もカフェオレを飲む。庭やテラスで陽を浴びながらの朝食は何だか優雅だ。
 
 Plougasnou(プルガノー)のシャンブル ドットの朝食もカフェオレに手作りジャム、甘いガレット好きなだけ。何とも言えない至福の時だ。海が見渡せ、猫や鳥たちもにおいを嗅ぎ付けやってくる。普段はスイスに住んでいるMarie-Franceもここにいるときのほうがのんびり過ごせると言っていた。フランスののんびりとした朝は一度味わうと忘れられないな。

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