2017/12/13

Ah, bon?

 
 次の日、朝早く、メドックへ出発することになった私。始発に乗ってモンパルナス駅に行くためにDianeのアパートに泊まることにしたその日、ふと、ほんとに突然、あれっ、始発って何時だっけ?と何だか不安になり、時刻を調べてみたら、何か微妙な感じ。駅に着いて1, 2分でTGV出ちゃうじゃん。荷物持って走ってっても、無理なんじゃない? モンパルナス駅は広く、TGVの駅はこれまた遠いから、どうやっても間に合うわけがない。ちょっと待てよ。。すぐにSophieに電話した。
 「ねぇ、ねぇ。始発に乗っても間に合わないっぽいよ。どうしよう?」
 「Ah, bon?」びっくりするでもなく、悪びれることもなく、Sohieはそう言った。
 
 ところで『Ah, bon?』は便利な言葉だ。「あっ、そうなの?」とも「へぇ〜、そうなの〜???」とも「あっ、そう」と気のない返事にも取れる。言い方によって、はたまたリアクションでも変わるのだ。Sophieの返事は最後のものに近かった。
 「どうしよう?」「タクシーで行けばいいんじゃない?」「だよね〜」と終わる会話。というか、もうそれしかないんだけど「大丈夫?」くらい言ってほしかったけど、そこはフランス人。あれこれ考えたって仕方ない、なるようになるわよ、は典型的なフランス人の思考だ。これがまた、冷たく聞こえるけど、心地よいっちゃ心地よい。。変に気を遣われるとしんどいし、ほんと、あれこれ考えたって仕方がないのだ。
 さて、夜遅くて用心するのと、暗くて慣れない早朝。。どっちが嫌だ?

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