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2016/02/14

バレンタインデー


 すっかり忘れていたけれど、今日はバレンタインデー。お客さんからお菓子をもらってバレンタインデーだということに気がついた。急いで夕方遅くに駅前の店に買いに行くとすごい人の群れでびっくりする。しかも、どこの店も安い値段のチョコなんて存在しない。高いチョコが飛ぶように売れている横で家族3人で食べられるおいしいものを探す。びっくりなのは和菓子を売る店でも『チョコまんじゅう』的なものが便乗で売られていて、だんだん何を買えばいいのかわからなくなってくる。
フランスではバレンタインに女子からチョコを贈るということはしないし、そんな風習があったとしてもきっとそんなに高いチョコは買わないだろうな。。お菓子作りが上手だから、きっと手作りチョコを作るだろうと思う。

 最近では日本でも増えている”Chocolaterie”『ショコラトゥリー』。フランスには軒並みあるチョコレート専門店だけど、日本ではまだまだ少ない。あるのはフランスの有名店だからとても敷居が高い。だって、フランスでも高い値段で売られているチョコが日本にやってきて一体いくらで店頭に並んでいるのか。。店に入りたくても買うこと前提でなければ入れない、そんな雰囲気を醸し出している『ショコラトゥリー』。まるで高級ブランドのショップのようだ。。

2016/02/10

果物好き


 日本では食後に果物を食べるとき、丁寧に切って出されることが多い。りんごはきれいに皮が剥かれ、家によっては大きな柑橘系の果物の皮まで取ってテーブルに出される。私は面倒だからそこまではしないし、食べられるものは皮付きで食べてしまうから、最近はどの果物でも食べようと思えば何でも食べられる気がしてきた。

 フランスでは小さな子供でも果物を食べたいときに自分の食べたい分だけ器用に果物ナイフで切って食べる。フランスの子供たちは果物が大好きだ。庭の木には果物がなり、Marchéにはたくさんの果物が並ぶ。果物が嫌いなフランスの子供たちを見たことがない。

2016/01/25

ショコラ ショウ


 今日、ちょっとした待ち時間に初めてのCaféでお茶してみる。寒さが続いたこんな日はちょっと甘いものが飲みたい。だから、甘そうな黒糖コーヒーを頼んでみた。でも、びっくりするくらい甘すぎて、飲みきるのが大変だった。まるで缶コーヒーの甘さ。。こういう甘いのじゃなくて。。

 フランスのCaféだったら、こんな季節にはもちろん“Chocolat chaud”(ショコラ ショウ)を頼む。いわゆる『ココア』だけど、フランスのそれは『ココア』っていうより『ホット チョコレート』だ。甘いんだけど、いいんだなぁ、この甘さが。フランスのCaféの『ショコラ ショウ』ではずれたことはない。どこで飲んでもおいしい。寒いとさらに美味しく感じる『ショコラ ショウ』はやっぱり、フランスで飲まないと美味しくない。あ〜、飲みたい〜!

2016/01/21

Vin nature


 今日は昔からの友人がワインとシードル、それにつまみを持って遊びに来てくれた。ワインに詳しいのは飲むのが好きなうえにワインバーをやっているからなんだけど、おいしいワインはやっぱりいい。お酒が強くない私だけれど飲むのは好きだから、おいしいとつい、飲んでしまう。最近、日本では”Vin nature”(ヴァン ナチュール)が流行っている。自然な農法で育てた葡萄を自然な製法で作られたものなのだけど、飲みやすくやさしい味がする。最近ではフランスでも流行っているらしい。

 とにかく、フランス人はワインが大好きだからワインにはちょっとしたこだわりを持っている。高いからおいしい、古いからおいしいなんてそんなことは微塵も思ってなくて、自分がおいしいと感じるものがやっぱり一番。だから、みんなそれぞれ自分のお気に入りを持っていて必ずストックしておくのだ。フランスの友達んちで飲んだワインではずれたことはまずない。そして飲み頃の温度にはけっこう、うるさい。赤か白かロゼかによって冷やす温度に気をつけるのは当たり前。基本的には外の温度に合わせるのがいいと友人は口を揃えて言う。だから、Cave(カーヴ)がなければ、ほとんど室温のままで飲むことが多い。冷蔵庫に入れるならば、入れっぱなしはもちろんダメで飲む時間に合わせて入れておく。でも赤は冷やさないなぁ、フランス人は。。フランスと日本では気候が違うから同じようにはいかないけれど。。ま、あとは好みで。。私は冷え過ぎてるのは苦手だ。

2016/01/20

試食


 昨日、いわゆるデパ地下へ行った。ちょっとおいしいものが食べたくなったからなのだけど、いつ行っても何を買ったらいいか悩む。ぐるぐると店内を回り、思いあぐねていると、だいたい店員さんから声を掛けられる。そして、試食を勧められる。食べてみると何にするかの決め手にもなるし、食べたことのないものを食べられるってなかなか楽しい。

 フランスでも専門店やマルシェとかに行くと試食をさせてくれる。まずパリでは、買い物の際に興味を示したり、お店の人に話しかけたりすると買うことのほうが多いから、それならとお店の人も切り分けてくれて手渡してくれる。
 美味しいものが食べられるってやっぱり楽しい。あれもこれも買って帰りたいけれど、そうもいかない。国外に持ち出せるものには制限がある。友人のひとりは「絶対大丈夫よ〜。買って帰んなさいよ〜」なんて言うけど、いやいや、没収されるのもイヤだし、そもそも注意を受けるのもやだしね。。というわけで、滞在中は食べたいものは食べたいだけ、いや、それ以上に食べる。そしたら、帰る頃にはもう十分、って思うくらいになってる。でも、戻って来たらまた食べたくなっちゃうけどね。。

2015/12/30

パリオペラ座


 あまり公にしていないけれど、私はけっこう”Miel”(ミエル)『はちみつ』が好きである。ニュージーランド産が有名な『コムハニー』にハマった時期もあるし、瀬戸内の『レモンはちみつ』もおいしいけれど、フランスで食べるはちみつが一番好きだ。パリには有名店も何店かあるけれど、はちみつはMarchéでもスーパーでもどこのでも美味しい。何か濃さが違うような気がする。はちみつがおいしいフランスでは、はちみつで作られたお菓子もたくさんあって美味しい。

 食べる物だけではない。はちみつで作られたきれいになるものもフランスにはたくさんある。石鹸とかリップクリームとか、はちみつ製品は人気があるらしい。いわゆる、オーガニックコスメだ。冬には特にはちみつ製品のものが出回る。

 甘いからなのか、私も冬になるとはちみつが食べたくなったり。。フランスではちみつ買ってきたいな。スーツケースの中で瓶が割れると大変なことになるけれど。。次はパリオペラ座のはちみつも食べてみたい。

 

2015/12/29

Canelé


 
  今日、Canelé 『カヌレ』をいただき、久しぶりに食べた。そういえば何年か前に日本でブームになったカヌレ。それでカヌレを知ったか、知ってたけど食べたことなかったか、もしくは食べたことすら覚えてなかったか、その頃それくらいの存在だったカヌレ。流行りに乗るまい、と思ったけれど、食べてみるとやはり美味。フランスのお菓子で美味しくないものなんてあるのだろうか。

  カヌレは元々、ボルドーの焼き菓子。正式な名前は”Cannelés de Bordeaux"(カヌレ ドゥ ボルドー)。パリのPâtisserie『パティスリー』やBoulangerie 『ブランジュリー』にも普通に並んでいる。そう、クロワッサンやパンオゥショコラのようにどこにでもあるもののように鎮座している。
  しかし、以前はここまでの存在感はなかった。日本で流行ったことでパリでも存在感をアピールできた感も。。

  さて、やっぱり美味しくて食べやすいカヌレ。危うく、息子が全部食べそうだった。

2015/12/25

飲み頃のシャンパーニュ


 さて、昨日持って来てくれたシャンパーニュ。冷やす時間を調整して飲み頃になるまで待ち、美味しいものを出してくれた。仕事で何本も開けて慣れているからか、さすが音ひとつさせずに見事に栓を抜く。そして、抜いたコルクのにおいを嗅ぐことによって発酵しすぎてないか、飲み頃なのかがわかるらしい。そして、ワインのようにテイスティングする。

 シャンパーニュはフランスの北東部の”Champagne”(シャンパーニュ)地方で作られたものをそう呼ぶ。シャンパーニュ地方のシャンパーニュと言うのは少々ややこしい。フランス人はワインと同じくらいシャンパーニュが大好き。いや、それ以上かもしれない。日常的な飲み物がワインなら、特別な飲み物がシャンパーニュ。お祝いや大切な日に飲むと一段テンションが上がる、そんな特別なお酒。
 ノルマンディーやブルターニュ地方のシードルも発泡酒でかなり好きだけれど、度数が全然違う。シードルは2%〜5%くらいだけど、シャンパーニュは11%以上。そもそもシードルはりんごからできていて、シャンパーニュはぶどう。フランス人にとって、シードルはジュースでシャンパーニュはお酒なのだ。だから同じように飲むのは危険なシャンパーニュ。

2015/12/23

Navet


 年末は何かと忙しい。仕事もそうだけど、あれも片付けなきゃ、あ〜、宅急便が来た〜とか、何だかバタバタする。寒いから身体もテキパキと動きにくいのかも。。特に朝なんて何度も目覚ましを止め、何度寝でもできてしまう。寒いから〜、と言っても零度を下回るわけでもなく、まだ真冬でもないのだけれど。。

 パリに暮らしている頃のことだ。ある年の年末は、ほんとに凍えるかと思ったくらいの寒さだった。マイナス20℃とかそんな感じだった。経験したことのない寒さ。雪も降っているから体感温度はもっとだったと思う。パリの冬は厳しいけれど、ここまでの寒さは初めてだった。
 
 フランスの寒い冬には“Pot-au-feu”(ポトフ)。肉と野菜をとろ火で煮込んだ料理のことだ。”Pot”は『鍋』という意味で”feu”は火だから、『火にかけた鍋』という意味になる。味がしっかり出たスープと肉や野菜は別皿に盛る。同じ鍋で作ったのに別々で食すなんて。。肉と野菜はマスタードを付けながらだから、ちょっとおでんぽい。でも残ったスープにごはんとチーズを入れてリゾットにしたりするのは、ちょっと鍋っぽい。あ〜、書いてたら何だか食べたくなってきた。。
 フランス人に日本の冬の代表料理を聞かれて「鍋だよ」って言うと「え〜、Navet?」と言われる。”Navet”(ナベ)とは野菜の『かぶ』って意味。ここから『鍋』についてお決まりの説明が始まる。

 

 


 

2015/12/13

Saignant


  フランス人は肉食だ。毎日、肉でもきっと大丈夫だと思う。そして味よりもたぶん、焼き方にこだわりを持っている。フランス人はもちろん”Saignant”(セニャン)『レア』が大好き。よく焼いた”Bien cuit”(ビヤン キュイ)なんて以ての外だ。

  フランス人の友達の家でも有無も言わさず、レアが出てくる。たまに焼き方を聞いてくれることもあり、息子が小さい頃は「じゃ、ちょっとだけよく焼いて」と言ってはみるものの、やっぱり出てくるのはいつも通りのレア。まっ、美味しいからいいんだけど、ね。

  正真正銘、レア好きのフランス人。フランスでは”Saignant”以外はメニューに書かれていないレストランもある。これ、ほんと。

2015/11/27

朝食はごちそう


 もう週末だ。いつも、いつの間にか1週間が過ぎていて、あっという間に金曜の夜。仕事柄、平日も休日も関係ないから、ますます曜日がわからなくなる。息子が学校へ行くから辛うじてどうにかなっているけれど。。土曜日が学校の日だったり、月曜日が休みで連休だったりするとますます、こんがらがる。我が家は週末らしいことは一切ないけれど、それでもお弁当がないからちょっとゆっくり眠れるなとか、少しだけホッと一息つける週末前。

 フランス人も平日は忙しく、週末を心待ちにしている。子どもたちは朝から夕方まで学校だし、大人は毎日仕事でヘトヘトだ。だから、週末は朝寝坊するのが楽しみ。週末の朝はみんなそれぞれに起きてきて、起きた人から朝食をとる。ゆっくり新聞を見ながら食べる人、話しながらコーヒーを何度もおかわりする人。こんな風にのんびりできる週末をみんな待っている。私もフランス滞在中は週末の朝食をとても楽しみにしている。
 さて、たいしたものがなくてもバゲット、クロワッサンとコーヒーだけでいくらでも食が進む、フランスの朝の食卓。家のすぐ近くにおいしいパンの買えるパン屋さんがあるってすごくうらやましい。バターもジャムも何もかもおいしくて、もしかすると朝食が一番のごちそうかも、と幾度も思う。
 

2015/11/13

ゆでたまご


 ゆでたまごを作りながらフランス人ってゆでたまごが好きよね〜、と思い出す。

 フランスの友人たちは家であんまり卵って食べないなぁ。かのモンサンミッシェルはオムレツが有名でフランス人がみんな卵をよく食べてる気がしちゃうけど。。あっ、クロックマダムにも目玉焼きが載ってるけど、でもどちらかと言うとハムとチーズを挟んだクロックムッシューのほうがよく食べられている。やっぱり卵料理ってあんまり出てこないなぁ。キッシュはよく食べるけれど、買ってくることが多い。

 たまに友人の家で卵を使おうと冷蔵庫から取り出すと、あれ、何か重いなと思ったりして。。使い切れなかった卵はゆでて冷蔵庫に入れてある。あっ、でもこれは限られた友人の家の冷蔵庫だけかも。。
 うーん、やっぱりフランス人はゆでたまごって好きだよなぁ。レストランの定番の前菜『ウフ マヨネーズ』はゆでたまごをマヨネーズでお洒落にした感じの料理だけど、家ではゆでたまごに塩をつけて食べる人が多い。私も塩派。

2015/11/10

作り置き


 ちょっと出かけるから作り置きしようと思うとき、日本だったらけっこうあれこれできる。カレーとかシチューとか、スープ類や煮物だって、今の季節ならわるくなりにくいから何でも大丈夫。便利なことに作り置きっていう知恵がある。

 フランスって、作り置きって習慣、あったっけ? 明日のためにとか、忙しいときのために冷凍しておこうとかそういうのってあんまりない気が。。
 例えば、オーブンで焼いた肉が余ったから次の日に食べるとか、多く作り過ぎた”Carottes râpées”『キャロット ラペ』が冷蔵庫に残ってたりは時々あるな、そういえば。。
 フランス人は何も食べるものがないとき、バゲットとチーズ、パテ、ハム、それにワインさえあれば別にいい。家に野菜があればサラダを作ってもいいけれど、お総菜屋さんで『キャロット ラペ』や”Taboulé"(タブレ)『クスクスサラダ』を買ってくればいい。

 主食がパンっていいな。ごはんは炊かなければならないし、土鍋で炊いてる間、火から目が離せないし。。パンは大好きだから主食でもいいんだけど、和食にはやっぱりごはんよねぇ。

2015/10/24

ワインの温度


 フランス人は毎日、何かしら飲んでいる。ワインは水のように飲むし、ビールはジュースのようだし、シャンパンは飲んでいないかのようにグイグイ飲み干す。時間、気候など条件によって飲みもの、冷やし方を変える。

 日本では時々、あれっと思うことがある。このワイン、冷やし過ぎてない? ワインは季節によって赤か白かロゼを選ぶ。気温と同じくらいの温度で飲むのが美味しいとフランス人の友人がよく言っていた。
 赤ワインは室温で飲むのがおいしいとと言われているけれど、そもそも日本とフランスの気温は違う。目安としては18℃くらいがちょうどいいらしい。白ワインはもう少し冷やした方がいい。でもフランス人には日本で飲む白ワインはちょっと冷え過ぎていると感じるみたいだ。ロゼも白と同じくらいの温度がちょうどいい。
 
 フランスの友人の家にはワインカーヴがあり、温度管理がされているからいつでも飲み頃だ。でも出しっ放しにされているワインもキッチンにいっぱいあって、常温を好む友人も多い。私もどれも常温で飲みたい派。

2015/10/22

野菜


 晩ごはんを作りながら考える。最近は日本でも世界中の野菜が手に入り、どんな料理もある程度できる。でもやっぱり、同じものを食べてもそこの国で食べる料理が一番おいしい。

 フランスは野菜や果物の種類が豊富だ。朝市へ行けば何でも手に入る。じゃがいもや玉ねぎ、にんじんとかは日本とほとんど同じだから、肉じゃがだって同じようには作れる。でもやっぱり、日本で作って食べるほうが何だかおいしい。醤油や出汁の違いもあるけれど。。
 フランスのきゅうりはびっくりするくらい大きい。フランスでは皮をむいて輪切りにしてマヨネーズベースのドレッシングで食べるのがポピュラーな食べ方だ。初めて食べた時はその大きさと大味にびっくりしたし、普段マヨネーズを食べないからちょっと苦手な感じだ。でも今でもあの大きなきゅうりがなつかしくて、日本の細いきゅうりの皮を切って食べたくなる。
 
 そうそう、フランスで食べるアフリカ料理のカレーにはバナナが入っていて、バナナだけどバナナではない。そんなのも作りたいけれど日本ではそれは難しいな。 

2015/10/17

1杯に1枚


 時々ふと食べたくなる”Galette Bretonne”(ガレット ブルトンヌ)。平たくて丸くて少し厚みのあるサブレのこと。サクサクとした、でもちょっとしっとり感もある生地でバターの風味と甘くてしょっぱい、その加減が絶妙で手が止まらないおいしさ。”Pâtisseries”(パティスリー)でも売られているけれど、スーパーで売られている箱入りのものも十分においしい。最近では日本のスーパーでも手頃な値段で売られているから、ついつい買いたくなる。

 フランス人も『ガレット ブルトンヌ』が大好き。スーパーで選ぶのはこれか、ちょっと固めの”Biscuit”(ビスキュイ)が定番だ。キッチンの上のほうの棚には封の開いたこれらがいつも入っている。
 さて、どんなときに食べるのか。おやつのときって言うより、お茶するときって言ったほうが合っているかも。コーヒーを入れながら、まだ途中のコーヒーにそれらを浸して食べる。夕食のあと、寝る前の”Tisane”(チザンヌ)『ハーブティー』と一緒に「1枚食べちゃおっと」と言いながら食べる。常にお茶のお供と言うわけだ。確かに何枚も要らない。1杯に1枚がちょうどいいのかも。

2015/10/14

MAILLE


 フランス人は“la moutarde”(ラ ムタルドゥ)『マスタード』が大好きだ。”Frites”(フリット)を食べるときも肉を食べるときも、煮込み料理にもふんだんに使う。色もおんなじだし、練り辛子の様だけど辛くないから食べやすい。冷蔵庫の中には必ず入っているし、スーパーのマスタード売り場はけっこう広い。私たち日本人が醤油を嫌いでないようにフランス人もまた、マスタードを嫌いな人はあまりいないと思う。

 マスタードといえば”MAILLE”(マイユ)のマスタードが有名だ。創業250年以上の老舗ブランドで日本でもあちこちで見かけるから、もしかすると日本のものだと思っている人も多いかもしれない。日本だと、もしかすると粒入りのほうがよく食べられているかもしれないけど、フランスではノーマルタイプのものがよく食べられる。
 他の食品、食材であれば、ふだん食べられるものも十分においしくて、とっておきのときにはちょっとお高いけれど、でもさらに美味しいものがあるのがふつう。でも”ムタルドゥ”はいろんな種類があるけれど、とっておきのときでもやっぱり”MAILLE”。安定の美味しさだ。我が家はおでんに”ムタルドゥ”。もう、そんな季節だな。

2015/10/13

chez Paul

 
  美味しいものを食べるって大事なことだ。やる気も元気も出るし、何たって幸せな気分になる。フランス人は美味しいものに目がない。それは子どもも大人もおんなじ。小さな頃から美味しいものを追い求めるフランス人。国中あげて美味しいもの合戦してるのだ。まず、素材がいい。そしてこだわりがある。これが一番だ。
  
 11区、バスティーユ駅からほど近いCharonne通りにある”chez Paul”はまさしく、美味しいものを追い求める人々が集まっているビストロ。いつも早い時間からいっぱいで、すんなり入れた試しがない。でも地元の人が集まる確かな味。フランスでは名前を店名につけている店が多いけれど、そんな店は信頼できる。まっ、私の偏見かも、だけど。。Paulさんはいっぱいいるけど、ね。

2015/10/05

おいしさのセンス


 昨日、東京タワーへ久しぶりに行ってみた。行ったことはあったっけ?と言うくらい記憶にないほど訪れていない。東京は高い建物が多すぎて、どこからでも東京タワーが見えるわけでなく、でも近くに行くと近すぎて見えにくい。残念だなぁ、と思う。スカイツリーができたからなのか、やっぱり人は少なかった。でも、エッフェル塔には叶わないけれど東京タワーもやっぱりいい。

 さて、場所柄だろうか、東京タワーの帰り道には”Brasserie”『ブラッスリー』と呼ばれるような店が建ち並んでいる。どこもおいしそうだし、フランスっぽさが感じられる。そのうちの一軒に入ってみる。席につくとギャルソンの出で立ちの男性が注文を取りに来てくれたけれど、なぜか「どれもおいしいですよ。一生懸命作りますから」と言われた。何だかフランスっぽさから現実に引き戻されたけれど、とりあえず、鶏肉を焼いてソースを添えたものを頼んでみる。注文したものを厨房に頼むのもフランス語だし、期待大〜と思っていたのに。。何だか、ウスターソースみたいなのがかかっていて、せっかくおいしいパンがきてもソースにつけることができず、一体何のソースだったのかわからずじまいだった。結局、ソースをなるだけよけて塩をふって食べたのだけど、ここがフランスならばこんなソースをかけるぐらいなら塩胡椒で焼くな、きっと。フランスはやっぱり、おいしさのセンスが違うと思う。

2015/08/25

アフリカン弁当


 けっこう前から、フランスではお弁当が流行っている。寿司などの日本食ブームが来た後、きっとお弁当はくるだろうな、と思っていた。

 フランスで売られている日本食の料理本にはお重が載っているものがあって、友達からお重箱やお弁当箱についてけっこう聞かれていた。これに興味が出れば、お弁当の中身のおにぎりや卵焼き、煮物なんかに興味が出てくるのも当然だ。フランス人の友達からこれらの作り方を聞かれると、なかなか返答に困る。私は味付けも目分量だし、その時の食材によって時間も変わってくるからだ。おにぎりは隣で一緒に握らなければ口で説明するだけでは難しい。鶏の照り焼きも自分では焼ける音だけで焼き加減、照り具合がわかるから、口で説明するのがこれまた難しい。お弁当の中身も人それぞれ。だから、お弁当の定義を聞かれるのも困る。ていうか、好きなものをお弁当箱に詰めればいいだけなのよね〜。

 あっ、そういえばクリニャンクールにお店を開いていたIsmaelのとこに寄ると「昼ごはん食べた?」といつも聞かれていた。食べてないと蚤の市を回っているアフリカ料理を売るおばちゃんに昼ごはんを頼んでくれる。タッパーに入れられたアフリカ料理はれっきとしたお弁当だ。あ〜、食べたいな。