Affichage des articles dont le libellé est 息子. Afficher tous les articles
Affichage des articles dont le libellé est 息子. Afficher tous les articles

2016/03/05

Merci et à bientôt!


 今日は息子の高校の卒業式だった。あっという間の3年間だったなぁ。4月からはまた新たなスタートを切る。そしておぼろげだけれど、ちょっとだけ自分の将来も見えてきているようだ。きっとこれからも息子にとって、フランスは身近で大切なものに違いないことは確かなようだ。

 さて、このブログを書き始めて2年。これまたあっという間だった。1年で終わるつもりがこんなに続けられるとは思ってもみなかった。。息子に倣ったわけじゃないけれど、私もブログを一旦卒業することにした。書くことによって、忘れかけていた大切なものを思い出すこともできたし、続きはまた新たなフランスに出会ってから、かな。。
 読んでくれたみなさま、ありがとうございました〜。”Merci et à bientôt!”

2016/01/22

パスポート


 息子は3歳のとき、初めてパスポートを持った。パリへ行くためだ。初めてのパスポートに載っている写真は小さくてかわいい。字が書けない息子に変わって私たちが署名し、何だかおもちゃのパスポートみたいでちょっと笑ってしまう。毎年スタンプが押され、あっという間に5年が経って、更新した。
8歳になった息子は自分で署名し、ちょっとはパスポートらしくなったけど、次の更新時期には中学生になっていて、この写真だときっと違いすぎるよね〜、なんて思ってたけれど、案外変わらないもんだなぁ、としみじみした。そして、今使っている3冊目の有効期限がもうすぐ切れてしまう。そっと写真を見てみるも、あどけない中学生だけれど、いや、それでも人間ってあまり変わらないもんだなぁ、とふと思う。。

 今日、4冊目のパスポートを作りに行った。まだそれでも、未成年者だから5年用パスポートしかできない。4冊目の一番最初のスタンプはさて、どこの国でしょう。ちなみに1冊目の初めてのスタンプは韓国だ。パリへ行く前にちょこっと立ち寄ったから。。息子の初海外は韓国。。

2015/09/26

使わない言葉


 最近、息子がフランス語の勉強を始めた。小さい頃から聞いているからか、発音はかなりいい。語彙もゼロではないし、若いから吸収するのも早いし、どんどん上達している。覚えている単語の本はその昔、私が使っていたもの。ちょっとページをめくってみる。うんっ、こんなものまで載ってるの? カテゴリー別に分けられているのだけれど、例えば『教室にあるもの』の中にチョークなんてのもあり、その当時は覚えていたんだろうけど、すっかり記憶の彼方に行っちゃってた。使わない単語はどんどん忘れていってしまう。

 息子が小さい頃、フランス人の友達との会話はやっぱり子どものことが多く、それまで使っていない言葉が多かった。保育園は“la crèche”(ラ クレッシュ)、おむつは”la couche”(ラ クッシュ)、哺乳瓶は“le biberon”(ル ビブロン)。哺乳瓶はフランス語が浮かぶまでにちょっと時間がかかった。あんなに使っていたのになぁ。。使っていないと、ほんとに忘れてしまう。息子に負けないように頭をフル回転しなきゃな。。

 

2015/09/18

Tu as de la chance!


 フランス人は ”Tu as de la chance!”(トュ ア ドゥ ラ シャンス)をよく口にする。『運がいいね!』『うらやましい〜!』という意味なのだけど、どんな状況にも使えて便利なのだ。例えば、お金を拾ったときでも雨が急に止んだときも、テストでいい点を取ったときも、いろんなシチュエーションで使える。状況によってはちょっとからかっている風に取られることもあるけれど、どちらかといえば褒め言葉のことが多い。

 小さい頃、どちらかといえばおとなしく、あまり泣くことも暴れることもなかった息子。保育園で泣いてわめくお友達を見ると、いつもMarieが “Tu as de la chance!”と私に言っていた。この場合、羨ましいっていうより、運がいいっていう意味だ。運がいいって。。と思ってたけれど、確かに運みたいなところはあるのかも。

 さて、今日うれしいことがあった。うれしいことがあるとやっぱりこれを思い出す。フランス人の友達に言われた〜い。”Tu as de la chance!” ”Ouuuuui, j'ai de la chance!!!!”

2015/09/17

555回


 さて、このブログを書き始めて今日で555回目。今回はせっかくなのでゾロ目でお知らせです。あっという間に555回。最近は独り言のように書き綴っておりますが、忘れていたことを思い出したりして、あ〜、なんてことも多い。つながっていなかったことがつながったりして。。もうちょっと早く思い出しておけば、ってこともあったりして。。

 さて、最近しきりに息子がフランス語をしゃべっている。しゃべってるってほどでもないのだけれど、とにかく頭の中にフランス語が浮かんでくるらしい。小さい頃に私が作った息子のためのフランス語手帳数冊も大事に取ってくれていて、時々覗いているらしい。小学生の頃から友達のDanielleに教えてもらったりしていたけれど、フランスに暮らしているわけではなく、日常的に使わないからどんどん忘れていく。小さい頃からその環境があればよいのだけど、こればっかりは仕方がない。しかし、この節目でかなり本気モードだ。

 言語は変わらないもののひとつで共有できるから素晴らしいと思う。だって、これが違っていたら。。大変なことになる。
 私がはじめて覚えた単語本を息子が使おうとしていて、それはそれで感慨深い。しばらくしたら、日常会話をフランス語にしよう、と言われている。おもしろいかも。









2015/08/27

飛行機好き


 息子は飛行機に乗るのが好きだ。3歳から乗り始め、初めての渡航は韓国。ソウルに何泊かした後、12時間ほどかけてフランスへ行ったのが息子の初めての長旅。一度も泣かず、一度も駄々をこねることなく、機内で快適に過ごしていた。少しはぐずったりするかな、と思ったりしたけれど、何にも困ることはなかった。ごはんをしっかり食べ、たくさん寝て、たくさん遊んで過ごしていた。

 機内ではCAの人が気遣ってくれるし、優しくもしてくれる。乗ったと同時に航空会社オリジナルのおもちゃとかトランプとかぬりえを持って来てくれる。これが案外マニアックでおもしろいものがあったりして。乗り換え便で行くと、乗り換えるたびにこれがもらえるから子どもにとってはうれしくってたまらない。フランスに着くと、自分からのおみやげとして得意気にDianeにあげたりしていて、微笑ましかった。
 とにかく、離陸も知らないまますぐに寝てしまう、私の代わりにいろいろ面倒をみてくれたり、自分の部屋のようにのびのびと過ごす息子。サッカーチームでブラジルに行った時は、みんなから頼りにされて、頼りになったかどうかはわからないけど、あんなに長いフライトも楽しかったらしい。しばらく飛行機に乗ってないね。早くどこかへ行きたいね。
 

2015/08/26

8月26日


 まだ8月なのに寒い。もう夏も終わるのだろうか。。今日は息子の生まれた日。息子は暑い日の真っ昼間に生まれた。私は毎日タンクトップと裸足で過ごしていた。だから真夏の暑い日生まれで色が黒いのか〜、と納得。

 8月生まれはちょっとさみしい。夏休みの真っ最中だからだ。しかも、8月の終わりだから、フランスから帰国していることも多かった。だから、日本に帰ってくるとすぐ、友人たちを呼んでお誕生会をしてもらっていた。フランス滞在に重なったことはあまりなかったから、フランスでお祝いしてもらった時はほんとにうれしそうだった。さて、ここ数年は家族だけのお祝いで、それはそれは淡々と過ごしているのがさみしい感じだ。

 何度もフランスのお誕生会について書いたことがある。やっぱりどこの国でも、子どもも大人もお誕生日を祝ってもらうのはうれしい。いろんな友人の家でお誕生会をしてもらうから、二倍三倍とうれしさも増す。
 ある年、Marie達にお祝いしてもらった時、何とMarieとXavierのプレゼントがカブったのだ。サッカー好きの息子に二人が選んでくれたプレゼントは、選手のユニフォームの形の磁石とそれをくっつけるフォーメーションボード。二人が取り出した瞬間、みんなびっくりしてたなぁ。その頃活躍していた選手のものだから今となっては貴重だ。今でも大切に取ってある。

2015/08/12

黒い


 今、テレビを見ていたら、黒人の人が日焼けサロンで焼いているというのをやっていた。日サロはわからないけど、黒人の友達は「最近、白くなってきたんだよね〜、焼かなきゃ」とよく言っていた。これ冗談抜きでほんとの話だ。実際、夏の始めと夏の終わりでは焼け具合が違っていた。当たり前だけどきれいにまんべんなく焼けていて、羨ましかった。

 息子は生まれたときから、こんがり焼いたような肌色だった。サッカーを始めてからは一年中ほぼ真っ黒で下着の跡ですら、ほとんどついていない。その上、フランスで毎年1ヶ月過ごすとかなりの焼け具合で自他ともに認める黒さ。日本人には見えない黒さで、実際フランスでも「どこの国から来たの?」と幾度となく聞かれていたほどだ。だから写真を撮るとき、たまに黒すぎて顔がわからないことが。。これも冗談抜きでほんとの話だ。
 だからなのか、日本でもフランスでも外国人とすぐに仲良くなる。いろんな人種の友達がいるから、小さな頃から慣れているっていうのもあるのかもしれないけど。。初めて会った人でも知らない間に仲良くなって、いつの間にか抱っこや肩車されてた、なんてことも一度や二度ではない。そうそう、フランスでも何かもらったり、おまけしてもらったり、得してることもけっこうあるな。
 あれ、これは色が黒いってことはあんまり関係ないのかも。。

2015/06/30

ポニー


 今日、こんな話になった。小さい頃、私は田舎暮らしだったから、田んぼがすぐ近くにあって一晩中カエルの鳴き声を聞いて生活し、レンゲやシロツメ草で首飾りや王冠を作り、いろんなものを摘み取って食べたりするのが当たり前の遊びのひとつだった。そんな話をしたら、えーっ、とびっくりされた。東京近郊と田舎ってそんなに違うの〜。

 そういえばフランスでもパリと田舎ではかなり異なる。パリでは畑もなければ草原もないから、虫も少ないし外遊びも限られている。だから、ヴァカンスになると子どもたちを連れてなるだけ田舎に行きたがる。都会の喧噪から逃れたい、って気持ちもあるけれど、やっぱり子どもたちにいろんな経験をさせてあげたいと思うようだ。山探検だったり、川や海でカヌー、ヨットに乗ったりと田舎でしか味わえないことをさせてあげたいのだ。

 ある年、Isabelleの実家近く、Bergerac(ベルジュラック)の外れの村祭りで息子は初めてポニーに乗った。パリの公園でも乗ることもできるし、日本も乗れるところはある。ただ、まだ小さかった息子はポニーに触ることすらできないし、ましてやひとりで乗るなんて考えられなかった。でも、自分よりも小さな子たちが乗っている姿を見たからか、精一杯の勇気を振り絞って頑張って乗ってみた。緊張していたけれど、乗り終えたあとは誇らしげだった。パリっ子と同じように都会育ちの息子にとってみれば、フランスの田舎での経験がいろんなことにつながっているように思う。

2015/04/23

直行便


 パリは今、とても天気がいいらしい。ブルターニュも気持ちのよい快晴みたいだ。だんだん暖かくなり、夏が近づいてくるとフランス人の友達から次々と、メールが届く。今日はよっぽど天気がよかったのか、何人かの友達からメールが届いた。「今年の夏、来る?」

 あー、そうだ、もうすでに夏時間になっているフランス。これからどんどん日が延びて過ごしやすい季節になる。暮らしている頃には一年中を過ごしているのだけど、もうすでに春から夏にかけてのイメージしか浮かばない。息子に至っては毎年行っていたけれど、冬のフランスを全く知らない。
 
 知らないことはもっとたくさんある。今でこそ、だいぶ知識も増えてきて、わからないことはネットで調べる知恵もついてきた。でも小学生の頃は知らないこともいっぱいだった。フランスへ行く時、どこか他の国を経由して行くことが多かった。フランス以外の国も楽しめるし、チケット代金も安かったから、一石二鳥なのだ。今でこそ、燃油サーチャージがかかり、格安航空券は見つけにくくなっているけれど、以前は時間に余裕のある旅ならば経由して違う国に行くのもありだった。あまりにもそんな旅ばかりしていたからか、ある日小学生の息子にこう言われた。「おかあちゃん、フランスに行く直行便あるの知ってた?」息子よ、もちろん知ってるよ。ないと思ってたのか。。ごめんよ〜。
 

2015/04/22

幸せのサンドウィッチ


 昨日、出かけた町はフランスにゆかりのあるところだから、商店街のBGMもシャンソン。フランス料理の店やおいしいパン屋さんもたくさんある。今ではパリに本店のあるBoulangerie(ブランジュリー)が日本に進出していて、同じとは言わないまでも十分おいしいパンが食べられる。

 フランスでも数店舗ある、誰もが知っている有名店。家の近所にはないのでせっかくだからバゲットとFigue(フィグ)「無花果」のパンを買って帰ることにする。パリにはもちろん、ここよりもおいしいパン屋さんはいっぱいあるけれど、でも味は確かだし、見つけるとほっとする馴染みの店構え。地方へいくTGV(テジェヴェ)の乗り入れのある駅にもあって、いつも駅弁の代わりにここでサンドウィッチを買って行く。だから、思い出の味、のはず。。でも、いつもの如く、息子は「そうだっけ? 毎回食べてはいるけど、ここだったの?」でも中身や味の話を始めると「そうそう、それそれ」とすぐに思い出す。要所、要所で食べものにこだわる息子もここのサンドウィッチをTGVの中で食べるとご満悦だった。
 
 大好きな電車の旅の途中、幸せそうにサンドウィッチをほおばる息子を見て、私まで幸せな気分になる、そんな幸せの味。って、ちょっと大袈裟だけど。

2015/03/24

記憶


 私がパリに暮らしている頃、まだ幼稚園に通っていた姪っ子。小学校に上がった頃、姉が心配そうにこう言った。「なんか、あの子、パリに行ったとか、時々言うのよね」。。どうやら、パリの私の部屋に行ったと思い込んでいたらしい。東京の私の部屋とちょっと混同していたのか、それからもしばらくそんなことを口にしていた。それを聞いて、ほんとに来ればよかったのにね、とよく話した。姪っ子は私のパリの部屋の雰囲気を言い当てて、はじめはほんとにびっくりしたけど。。私が送ったパリの部屋の写真を見ては「ここ、ここ知ってる」と言い続けていた。何かちょっとした "déjà-vu”(デジャ ヴュ)な感じだった。”déjà”は「すでに」”vu”は「見た」という意味。

 息子も覚えてるんだか、そうでないのかわからないけれど、フランスでのことをよく口にする。3歳からフランスに行き始めて、小さかったからか、それが毎年のことだからなのか、いつの出来事なのかわからなくなっている。写真や私たちとの会話での記憶なのか、自分自身の記憶なのかすら曖昧だ。でも変なことは、はっきりと憶えているのよね。お腹がすごく空いていたのに、入ったお店で頼んだものに少しのハムしか載っていなくてイヤだったとか、フランスの救急車やパトカーの音が日本とは違って好きだった、とかそんな記憶がぽろぽろ出てくる。目で見たことよりも耳や口からの記憶のほうが子どもは憶えているのかもしれないな。

2015/03/23

Mont-St-Michel


 フランス人の友達とヴァカンスを過ごすのは、フランス滞在中の楽しみのひとつだ。友達の実家やいわゆるガイドブックには載っていないような小さな村や町を訪れることがかなりの楽しみ。そんな機会はそうそうないし、私たちはほんとに恵まれていると思う。

 それでもやっぱり、パリに暮らしていた頃、主要な地方都市や町にはいろいろ訪れた。かのMont-St-Michel(モン サン ミッシェル)もそう。ノルマンディー地方南部、ブルターニュとの境目にあるSt-Malo(サン マロ)湾上に浮かぶ、あの小さな島だ。写真や映像で見るよりも遥か、目の前に浮かぶモン サン ミッシェルを目の当たりにすると、神秘的で感動する。一度は訪れたいところだ。
 
 そんなモン サン ミッシェルに息子は訪れたことがない。私たちはすでに行ったことがあるし、旅を供にするフランス人の友達もそう、もちろん訪れたことがある。ノルマンディーに住む友達の家からも目と鼻の先にあるし、ちょっと先のほうに見える位置まで行ったこともある。。「モン サン ミッシェルに行ったこと、ある?」と、まだ小さい頃の息子。「ほんの近くまでは行ったこと、あるんだけどね。。あっ、ちょっと向こうに浮かぶモン サン ミッシェルは見たことあるから、行ったようなものよ」なんて言ってしばらくの間誤摩化してたけど。。次は行こう、もっと近くに、ねっ。

2015/03/04

草サッカー


 息子は小学生の時、夏休みのほとんどをフランスで過ごした。だから、宿題も持って行くし、移動中に本を読んで感想文を書くし、泳ぎも山遊びもフランスでほとんど体験した。物心ついた頃から遊びで始めたサッカーは夏休みの間、チームで練習できない分、行く先々、広い場所を見つけては草サッカーに高じていたのだけど、今となってはこれがけっこうよかったのかもと思う。野っ原や浜辺で、裸足でボールを蹴ったり、背丈がずいぶん違う人相手の対戦は、相手がサッカー未経験者とは言え、知恵を絞らなければ容易ではない。Dianeのように、全くサッカーを知らない女子はどんどん突っ込んでくるので、やりにくい分、いい練習相手になった。

 フランス各地でサッカーをやってみて、サッカー大国の多いヨーロッパにおいても、サッカーをほとんどやったことのない男子もいるんだ、ってことが驚きでもあった。まっ、そんなことを言うと日本人だって、学校の授業で行われる柔道はともかくとして、相撲はあまりやったことがない。それと同じようなものだけど、サッカーのできないフランス人はあまり見たくない。
 フランスと言えば、私の中ではフェンシング。あまり観る機会はないけれど、Xavierが学生時代にやっていたらしいのだ。一度、応援に行きたかった〜。そうそう、オリンピックの公式公用語は英語とフランス語。近代オリンピックを提唱した人がフランス人だったからだそうだ。もっと意味があるかと思いきや、何だ、そんなことだったのか。。

2015/01/05

前世はフランス人




 今日から仕事始めだった人も多い。そして、また普通の生活に戻って行く。やっぱり子供の頃に比べると、ワクワクするお正月気分はあまり感じられなくなったな。あっという間に休みが終わってしまうからなのか、それとも寒いからなのだろうか。

 あ〜、暑い暑い夏のヴァカンスが懐かしい。息子はこの毎年のヴァカンスを楽しみにしていた。もちろん、私たちもだけど。。物心ついた頃から、夏休みのほとんどをフランスで過ごしていたから、夏休みのほとんどを家以外で過ごし、毎日、遊んでいるのが夏休みだった。夏休みの宿題も持って行き、サッカーボールも空気を抜いて持って行き、山で遊んだり、海で泳いだり、いろんなことをフランスで経験した。だからなのか、私たちが教えるでもなく、フランスを感じ、フランスと寄り添っているなと最近、つくづく感じる。
 何と言っても、フランスで食べるものが大好きで、3歳の小さい頃から何でも食べた。「今日のおやつ、何がいい?」「りんちゃん、バゲットが食べた〜い」そう言って、バゲットをかじりながら、パリの町を歩いていた。フランス人の友達からは「たぶん、りんは前世はフランス人だったのよ、絶対そうよ」そう言われ続けていた。
 
 今回でブログが300回となった。書き続けるうちにほんとに、息子は前世はフランス人だったのかも、と思ったりすることも。。息子にとっても、フランスもフランスの友達もなくてはならないものになっていたんだなと、つくづく感じる。


2014/08/26

息子


 パリでお腹の中にいた息子は、3歳の頃から毎年、フランスで過ごした。小学校に上がるまでは季節のよい5月、6月頃に、小学校に上がってからは夏休みのほとんどをフランスで過ごした。
 小さい頃の記憶は 曖昧で、覚えていることもあるけど、記憶がおぼろげなこともあり、いつの年のことなのかとか、頭の中でごちゃごちゃになっているらしい。ちょっと残念だけど、仕方ない。私たちも、時系列がはっきりしないことが多々ある。
 でも、子供の記憶って不思議だ。変なことを覚えていたりする。友達の家で食べたこんなものがおいしかったとか、特別ではないけど、ほんとに素直に感じたままが、ほんとの記憶なのだ。
 気付くと、私たちを通り越して、フランスを違った角度から見ていることに気付く。人それぞれ、フランスに対する想いや好きなところは違う。私はひとり旅でフランスが好きになり、ひとりで暮らし始めて、フランスがフランス人が大好きになった。息子は小さい頃から私たちに連れて行かれ、大きくなったら、どんな風にフランスと向き合うのだろうと思っていた。そんな息子も今日、17回目の誕生日を迎え、ますますフランスが、フランス人が大好きな男子に成長した。ここしばらく、フランスの地を踏んでいないけれど、次にフランスへ戻った時は、きっと今まで以上にフランスを、フランス人を好きになるだろう。その時が今から楽しみだ。

2014/06/30

子連れ


 フランスは子供にやさしい国だ。子連れだと順番待ちや席など、何かと優先してくれるし、外でもよく話しかけられる。郊外のひとりで歩くにはちょっと怖さを感じる地域でも、子供連れだと逆に安心できる。

 息子が3歳の頃から、一ヶ月ほどフランスに滞在するのが、毎年の恒例になっていた。いくつになってもどこに行っても、息子は"Mademoiselle"(マドモアゼル)と言われ続けていた。もちろん、その日の恰好にもよるのだろうけど、今どき、スカートしか履かない女子もいないわけだし、ちょっとばかり、髪の毛も長かったかとは思うけど。。本人は至って平気で、それを楽しんでるようにも見えたから、どうでもいい話ではある。
 だけど、得することもいっぱいあったような気がする。子供というだけで、ちょこっとサービスをしてくれるのがフランスだけど、「女の子に間違えちゃってごめんね」的なサービスも多かった気がする。ショップで絵はがきをもらったり、アイスクリームを買ったら大盛りにしてくれたり。
 
 ある時、イギリスの友達を訪ねた帰りのユーロスターで、確か、ギリシャ人の年配の紳士と息子が仲良くなった。この時も女の子と間違われたんじゃなかったかと。二人で遊んでいるうちに、えらく息子のことを気に入った老紳士は、売店で私たちに昼ご飯を奢ってくれた挙げ句、パリでおいしいものをごちそうしたいから、ホテルに遊びに来ないかと誘ってきた。なんか、すごいホテルだったことは覚えているけど。。
 老紳士はフランス語が話せなかったので、私は隣に座っていた女性にフランス語で聞いてみた。「どう思う? あやしくない?」「大丈夫じゃないの。息子のことが気に入ったのよ」と。いやいや、いい人だったけど、連絡はしなかったな。うん、たぶん悪い人じゃなかった。。子連れって、違った意味でいろいろ起きて楽しい。