2018/11/18

MarieとMarie


 


 ここ数年、フランスへ行くのは夏。息子の学校の夏休みに合わせて、ってこともあるけど、フランスの友だちもヴァカンス中だから、ってことも理由のひとつだ。友人たちはその年によってヴァカンスの期間や行く場所も違うから、私も毎回、誰とその年を過ごすかは決めていない。いつも、行き当たりばったりの旅だ。

 Marie-Franceとは、もうすでに20年近くの友人だ。Dianeたちのママでブルターニュに暮らす Marieとは、違うMarieだ。本業はジャーナリスト。本も出していて、最近知ったけれど なかなかに名を知られているジャーナリストらしい。

 私が初めてMarie-Franceに会ったのは、違うMarieのブルターニュの実家を初めて訪れたとき。親戚がいっぱい来ていて泊まるスペースがなく、そんな私たちにMarieが見つけてくれたのが、Marie-FranceのやっていたChambre d'hôtes(シャンブル ドット)。いわゆる民泊みたいな感じ。普通のおうちの一部屋に泊まらせてもらうから、普通のホテルとは違い、アットホームな感じが魅力のひとつだ。たまたま泊まったのがMarie-Franceの家で、そこから仲良くなった。ついでを言えば、Marie-Franceの初めての客が私たちだったのだ。それから、しばらく毎年のようにMarie-Franceのシャンブル ドットに泊まる。そんなこんなで仲よくなった私たちに 今となっては最後になった宿泊のとき「私たちは友人なんだから、お金は要らないわ」と宿泊費をタダにしてくれた、そんな間柄。
 そのあと、しばらく息子のサッカーやら何やらでフランスに行くことができず、そうこうしている間にMarie-Franceはそこを売って、同じ地域のより海に近いお家を買って引っ越したらしい。そこには今度行く約束をしたけれど、前のお家もほんとにステキだった。さて、なぜそこを売っちゃったかというと、今までは夏はそこ、そのほかはスイスのお家にいたのを、今回 私がおじゃましたBourgogne(ブルゴーニュ)には夏の間 滞在し、9月の中旬からブルターニュの家に移動するというライフスタイルに変えたから。ここ数年、私が夏行くからブルターニュで会おうとメールしても お互いの予定が合わなかった。というわけで 今回、ブルゴーニュの家に誘ってくれたのだ。

 さて、ちょっとした疑問が浮かぶ。北部にあって、夏でも肌寒いブルターニュに秋から冬にかけてなぜ滞在するの? と。。「ブルゴーニュはお天気もよくて プールもあるから、夏の間 過ごすには最適なの。でも冬は雪が降って積もるのよ。だから、冬は寒くても雪の少ないブルターニュで過ごすの」ほーっ、なるほど。

 さて、プール、プールと簡単にいうけれど、お家にプールがあるって、やっぱりすごいわ。今はアイルランドに暮らす Isabelleの実家にもプールがあったけど、あれはIsabelleの両親の家だったから、あら、実家お金持ちだね〜ぐらいだったけど。。しかし、季節によって家を移動するって、理想的だなぁ。
「ねぇねぇ、プールって高いでしょ?」
「高級車1台分くらいだから、そうでもないよ」
 おー、そんなこと 言ってみたい。








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