2014/07/21

半袖半パン


 フランスへ行くと、時々感じることがある。どうして、こうも様々なんだろうと。
 すごく暑い日に、長袖にジャケットを着ている人がいたり、そのまた逆もある。雪の降りそうな凍える日に半袖、半パンで歩く人を見かけたりもする。ヨーロッパの人々は、日本人よりも平熱が高いと聞いたことがあるけど、ここまで差を感じてしまうと、ガマン大会でもしてるんじゃないかと思ってしまうほどだ。

 パリの通りを歩く人たちを眺めるのは楽しい。こんなにも個性を感じる街はないんじゃないかなとも思う。それぞれの国の衣装を身にまとう人たち、今どきのファッションを着こなす若者、いつの時代のものかわからないけど、きっと好きで着続けているそんなマダム、ほんとにそれぞれが、それぞれの服を着こなしている。みんな、個性的だ。人の目なんて気にならない。フランスにいると、服にしても何にしても、好きなことをして好きなものを着て、自由でいいんだと思わせてくれる。
 日本で見かけるとギョッとする、寒い日に半袖、半パンも、フランスでは普通に見えちゃうんだな、これが不思議と。

2014/07/20

猫目?


 慣れない土地での車の運転は緊張する。ましてや、交通ルールが異なる国での運転ほど緊張するものはない。日本では、車は左側通行だけど、フランスでは右側通行だ。頭の中では分かっていても、時々混乱する。直線を走り続けていれば何の問題もないのだけど、曲がり道で気を抜くと大変だ。道なりに曲がれる右折は難なくいくけど、左折すると左側車線に入り込み、前方から車が。。なんてこともあった。大事には至らず、無事故で旅を続けられて、ほんとよかった。
 
 それでも、車で旅する途中、何度か怖い思いをしたことがある。その頃、グルノーブルに住む友達を迎えにいき、南仏方面へ向かった時のことだ。
 日も暮れて暗くなり、そのうえ、天気も悪くなり、辺りは霧に包まれ始めていた。ちょうど "ナポレオン街道" を走っていた。ここはグルノーブルからカンヌを繋ぐ、350kmの道なのだが、途中、断崖絶壁、岩山が連なり、ガードレールもない道が続く。そんなところでますます霧が濃くなり、1m先も見えない、そんな状態が続いた。停まりたいのに一車線ずつのうえ、路肩すら見えないのだから、停まることも出来ない。でも、すれ違う車は何事もないかのようにビュンビュン飛ばして行く。とにかく道を外れないように、ゆっくり行くしかない。ほんとに冷や汗ものだった。
 未だに信じられない。慣れている道だから、あんな運転ができたのか、夜目がきくのか。それとも、フランス人は猫目? 謎だ。

2014/07/19

レンタカー


 これまでいろいろ旅してきた。パリに暮らしていた頃は、よく車でも出かけた。フランス全土だったり、隣国だったり。ドイツ、スイス、ベルギー、オランダ、いろいろ車で旅したのだが、大勢で行くと楽しいし、経費があまり掛からないようにと、友達も誘い、4人で出かけることも多かった。借りるのは小さめの車なので、4人で乗るとギュウギュウなのだが、何回かはポチもお供させてもらった。身体の大きかったポチのトイレはそれなりに大きく、砂も入れていったので、トイレに行く度、砂埃が舞う。しかも、後ろ席の足元に置いているから、足の踏み場もない。そして、車の中をポチが行ったり来たり、抜け毛がフワフワ。今さらだけど、けっこう大変だったな。
 外出する時は、大きかったポチをだっこするわけにもいかず、籐のかごに入れ、カートに載せて一緒に歩いた。ポチはいい迷惑だったかも。でも、どこに行っても人気者だったし、今となっては、いい思い出だ。

 フランスのレンタカーを借りる時、車検証を失くさないようにと必ず言われた。失くした場合、お金で清算しなければならないのだ。盗難も多いので、外出する際は荷物と一緒に持って出ていたのだけど、何日か経ったある日、車を走らせて少し経ってから車検証がないことに気付いた。あれ、車に乗る前に屋根の上に置いて、入れるの忘れた? すぐに戻って、必死に探してみたけど、どこにも見当たらず。。こんな失敗もあった、あった。ま、これも旅の思い出。

2014/07/18

ヴァカンス時期の動物たち


 パリのアパートには、愛猫のポチがいつもいた。ヴァカンス時期になると、預かりっこしていたミャオが時々、やってきた。はじめは牽制し合って大変だったけど、いつの間にか折り重なるように眠るポチとミャオの姿が、微笑ましかった。

 ヴァカンスの時、飼っている動物たちをどうするか。自由に出入りする猫ですら、いつも簡単にごはんにありつけるわけではない。友達や隣人に頼めればよいが、ヴァカンスが重なってしまうと難しい。
 昔、よく聞かれたのが、ヴァカンスに向かう高速道路で、動物たちを捨てていくという噂だ。山や草原が広がるサービスエリアも多くあり、そこへ置いていってしまうというのだ。事実はわからないけど。。
 
 友達 Eliane は、インコを飼っている。息子のEliaceが小さい頃、シテ島の鳥市で見つけて飼い始めてから、常に何羽か飼っている。ふたりだから動物の世話は難しいし、犬のように散歩はしなくていいし、夜は鳥籠に布をかけてあげると静かに眠るから楽だ、と言っていた。でも、ボルドー近くの妹の家にヴァカンスに出かける時は大変だ。鳥籠ごと運ぶのだ。TGVにそれを運び入れるのは、場所も取るし、意外に重い。犬や猫のほうが簡単なのでは、と思ってしまう。
 そういえば、Xavierの友達 Thomasはハムスターを胸元に入れて、旅していた。でも、家の中で行方不明になり、小さくてわかりづらいは呼んでも出てこないはで、みんなで探すのが一苦労だったな。どんな動物たちも、それぞれ大変だ。

2014/07/17

テレビ


 フランスでどんなテレビ番組を観ていたか、あまり記憶にない。暮らしていた頃は小さなテレビがあることにはあったが、テレビの上が、愛猫ポチのお気に入りの場所だったから、テレビと言えばポチの姿ばかり目に浮かぶ。
 
 たまにつけるテレビには、フランス人の大好きな討論番組だったり、クイズ番組がよく流れていた。ニュースや天気予報、M6(エム シス)でやっていた音楽番組はよく観ていたけど、いつも同じPVばかり流れていた気がする。バラエティー番組もやっているけど、笑いのツボが違うのか笑えない番組も多かった。
 以前書いた、Canal+(カナル プリュス)のギニョールとか長寿人気番組もあるけど、ドラマや映画は再放送が多かったし、フランス人の友達の家に遊びに行っても、子供たちのゲームのためにスイッチを入れているだけだ。

 数年前の夏、オリンピックの時期にElianeたちとMédoc(メドック) でヴァカンスを過ごした。家でくつろいでいる時は、みんなでオリンピック観戦をしたのだが、決勝など重要な場面以外はフランス人選手ばかり映る。そうか、日本で観る時は、日本人選手が中心なのと同じく、フランスで観ればそういうことになるのは当たり前のことなのだ。何か目から鱗というか、この時のオリンピックは新鮮な感じで観れて、おもしろかったのを覚えている。

2014/07/16

アフリカ人街


 パリに滞在中、何度も訪れる18区。暮らしている頃も、何かと言えばこの辺りに出没していた。よく覗いていたGUERRISOL(ゲリソル)も何店舗かあったし、そんなに買うものは見当たらないけど、立ち寄っていたTATI(タチ)もある。あの頃は、バブーシュを売る問屋もこの辺りに多く、格安でかわいいものを見つけることができた。

 Barbès-Rochechouart(バルベス ロシュシュアール) 駅からChâteau Rouge(シャトー ルージュ)駅の間にはアフリカンなお店が軒を連ね、スパイスの匂いが立ち込める。アフリカンな民族衣装に身を包む人も多く、ほんとにここはパリなのかと一瞬、わからなくなってしまうほどだ。黒人の人が経営するお店の客引きの声が響き渡り、メトロの地下から地上に上がったはいいけど、引き返したくなるかもしれない。モンマルトルのサクレクール寺院からは目と鼻の先にあるのだけど、あまりの違いにショックを受ける人もいるかも。
 でも、この雰囲気に慣れてしまうと、やっぱり、これがほんとのパリなんだと思えるし、しっくりきてしまうから不思議だ。
 
 この辺りを歩く人々は足早に歩を進め、人にぶつかってもお構いなしなので、気をつけて歩いた方がいい。アフリカ系の人は膨よかな人も多く、まともにぶつかると、はね飛ばされちゃうよ。

2014/07/15

Tresse


 そう、Tresse(トレース)『三つ編みドレッド』が好きで、パリへ行く度に、黒人の人にやってもらっていた。友達の紹介だったので、やってくれる人もやってもらう場所も様々。その人の家だったり、蚤の市の片隅でやってもらったり。かなり細かく編んでもらうので、時間もかかってちょっと疲れる。それより何より、とにかく痛い。根元からしっかり編み込んでいかないと、すぐに緩んでくるし、途中からはエクステを絡ませて編んでいくので、最後までテンションをかけたほうがよりきれいな仕上がりになる。クセのない日本人の髪はエクステと絡みにくく、取れやすいので、さらにテンションをかけて編まなければならないのだ。せめてパーマでもかけてくれば、と思うのだけど後の祭りだ。かなり引っ張られるので、三つ編みを編むごとに涙がにじんでくる。。何本編むだろう、百本は軽く超えるかな。

 初めての時は、 終わりが近づくにつれ頭皮は麻痺し、リンパも腫れてぐったりと疲れてしまった。次の日、引っ張られた頭皮は編み目ごとに腫れあがり、触るとボコボコしていた。よくガマンできたと思う。人によって力の入れ具合や編み方は違うのだけど、翌年の人にはほどほどに、とお願いした。
 
 そんなにガマンして、きれいにやってもらっても、時間がたつにつれて伸びてきた部分は本物のドレッドみたいになるし、洗うのも一苦労で衛生上もよろしくない。特に、湿度の高い日本の夏場を乗り切るのは大変だ。
 でも、そこまでしてもやりたいのは、やっぱり好きだからかな。黒人の子供たちがやっているのは、ほんとにかわいい。それには及ばないけど、パリの町では、すれちがう度に人に褒められていた。パリで仕入れてきたエクステを使って、ウチでもやってるので、やりたい人はぜひ〜。痛くしないよ。