2015/04/03

列車の旅


 フランスの列車の旅は時間を忘れてしまうくらい、のんびりと過ごせて楽しい。日本の田舎もそんな感じだけど、フランスの列車の旅はちょっとドキドキハラハラする。

 フランスの田舎の在来線はちょっと古びていて、車両も少ない。そして、速度もゆっくりだ。乗っているだけでも気持ちがほのぼのする。
 さて、この列車がよく遅れたり、止まったりする。というか、時間通りに来ることの方が稀なんじゃないかなと思う。待っていても、定刻通りに着かないことのほうが多いから焦ってしまう。TGV(テジェヴェ)は時間通りでも、乗り換える電車が遅れるのだ。初めて、こんなことに遭遇した時は焦ってしまった。でも周りのフランス人はもう慣れっこで、全然平気なのだ。

 ある時、やっぱり田舎の列車が遅れていた。やっと乗り込んで出発を待っているけれどなかなか出発しない。フランスでは日本のように親切にアナウンスが流れたり、お知らせを表示してくれることも滅多にない。いつ、出発するのかも、はたまた、ほんとに出発するのかもわからない。そんな中、乗客も自由に何か買いに駅のホームに戻ったり、外で写真を撮ったり。。
 ほんとに乗り遅れそうになっている人もいたけれど、大丈夫。田舎の小さな列車はのんびり走っているので何とかなる。やっぱり、のんびり田舎の列車の旅はいいな。

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