2015/04/10

こだわり


 フランス人はどうでもいいところには全く無関心だけど、変なところにこだわったりする。何で? ってことも、ほんとによくある。好みや趣味もあるから、全部が全部とはもちろん言わないけれど、えーっ、そこにこだわっちゃうの、ってことも。。

 フランス人は家の改装を時々、思いついたようにやってしまう。たぶん、飽きちゃうんだと思う。それに家自体が古いから、メンテナンスの意味もあるんだと思う。だから慣れた手つきで、壁や天井を塗り替えるのもお手のもの。子供部屋を思い切った色で塗ってみたり、変わった柄を描いてみたり、でもそれが案外、いい感じになるのだから不思議だ。
 それに思い切った改装もやってしまう。急にシャワー室を作ってみたり、壁を作ってみたり、窓の高さを変えてみたり、それって必要な改装だったの? ってことがよくある。もちろん、家の構造や使い勝手は住んでる本人にしかわからないだろうけど、ほんとに? って思うことも多々ある。
 
 でも、なるほどね、ってこともよくある。生活を楽しく、楽ちんにするための思いつきだけでない発想力がフランス人にはあるのだ。友達のEricとSophieの家の2階には、階段のところに丸い穴が開いている。それは地下のCave(カーヴ)までつながっている。そこから家族みんなが脱いだ汚れ物が洗濯室まで落ちるようになっているのだ。まるでホテルみたいだ。生活を楽しんでる、そんな感じだからうらやましい。

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