2015/11/11

普段使い


 フランス人は普段の何気ない生活の中でかごを使うことも多い。Marché『マルシェ』へ行くときやスーパーにちょっとしたものを買いに行くときもかごを持って行く。重いものや量がかさばるときはカートが便利だけど、家のキッチンや玄関先のすぐ手の届く場所に手軽に持って行けるかごが置いてある。仕事帰りや出先から買い物に立ち寄るときは、エコバックを持って行く人も多いけれど、それを忘れてしまい、スーパーに落ちてある段ボールに入れて持って帰る強者もいたりする。。

 あと、フランス人がかごを使うのをよく見かけるのは洗濯物を入れていたり、野菜を入れて保管するときだ。意外に家庭菜園をする友人もいて、収穫にはかごを使い、風通しのよいかごにそのまま入れておく。日本でも田舎のおばあちゃんが畑で穫れた農作物を入れておく、あんな感じだ。でもちょっとかわいいのやらステキなかごがあったりして、泥だらけの野菜を入れちゃうのはもったいないな、と思ったりして。。
 
 日本ではかごはちょっと高くてお洒落なものだけど、フランスではそんなに大袈裟なものではない。どの家にも欲しいなと思う、無造作に置かれたかごがひとつはある。

2015/11/10

作り置き


 ちょっと出かけるから作り置きしようと思うとき、日本だったらけっこうあれこれできる。カレーとかシチューとか、スープ類や煮物だって、今の季節ならわるくなりにくいから何でも大丈夫。便利なことに作り置きっていう知恵がある。

 フランスって、作り置きって習慣、あったっけ? 明日のためにとか、忙しいときのために冷凍しておこうとかそういうのってあんまりない気が。。
 例えば、オーブンで焼いた肉が余ったから次の日に食べるとか、多く作り過ぎた”Carottes râpées”『キャロット ラペ』が冷蔵庫に残ってたりは時々あるな、そういえば。。
 フランス人は何も食べるものがないとき、バゲットとチーズ、パテ、ハム、それにワインさえあれば別にいい。家に野菜があればサラダを作ってもいいけれど、お総菜屋さんで『キャロット ラペ』や”Taboulé"(タブレ)『クスクスサラダ』を買ってくればいい。

 主食がパンっていいな。ごはんは炊かなければならないし、土鍋で炊いてる間、火から目が離せないし。。パンは大好きだから主食でもいいんだけど、和食にはやっぱりごはんよねぇ。

2015/11/09

ムッシュー


 フランス人はおしゃれな人があまりいない、といつも言っているけれど、ちょいワルおやじ的なおしゃれさんを見かけると、そこは日本よりも上をいってるなといつも思う。
まわりでもハンチングやハットを被り、ストールをものの見事に巻いている”Monsieur”『ムッシュー』をよく見かける。今でこそ、ストールを巻く日本男子はいるけれど、フランスではストールやスカーフを巻くムッシューの姿をずいぶん昔から目にする。街角でペタンクをする人がハンチング帽を被っていたり、葉巻を吸っていたり、小粋って言葉がよく似合う。

 そして、髭を生やしている人も多く、個性的に整えられた髭はセンスを感じるし、かっこいい。床屋さんでやっているのか、自分でやっているのかわからないけれど、いろんな型をよく考え出すなぁ、といつも感心する。
 さて、髭はふさふさで、もみあげも立派なのに頭の上のほうは薄ら、って人も多く、それでも案外さまになっているちょいワルおやじもいるからいいんだけど、自分はハゲてないって言い張るのはやめてほしい。。

 

2015/11/08

頑固さ


 フランスで暮らすと髪はギシギシ、肌はバリバリのボロボロになる。湿度は低く、普段使う生活水も硬水だからだ。何度も言うように、だから髪をあまり洗わず、洗顔もせず、シャンプーも身体用の石鹸もトリートメント効果の高いものを使ってある意味、ごまかしている。身も蓋もない感じがするけれど。。

 クセ毛の人がフランスの空港に降り立ったその時点でクセが取れてうねりがなくなる、というのは、ほんとの話。でも、水を使うたびにきしんでしまうから、いいような悪いような。。そのうえ、フランスで売られているシャンプーがイヤで日本から持参したシャンプーを使おうものなら、さらにきしみは悪化する。その土地の水に合ったものが開発されているのだから、違う国で使うのは髪や頭皮のためにはよくないことなのだ。なので、長期滞在ならフランスで購入したヘアケア製品を使うのが一番だ。とにかくフランス人は水を使うとよくないから極力水を使わない、ってことにこだわる。あんなにヘアケア商品が出ていても、街角の広告や雑誌で取り上げられているのを見ても。それを使ってきれいになるってことはどうでもよくて、頑に水を嫌う。実際よくはないのだから当然だけれど。。その頑固さ、どこかに向けてほしい。
 

2015/11/07

老舗カフェ



 パリほど老舗という言葉が似合うところはないかもしれない。実際、何代も続く古い店も多く、建物自体が古いから余計にそういうイメージを持っている。
実際、パリは観光客も多く、世界的に名の知れた老舗も多いから、受け継がれた味だったり、技だったりはそうそう崩せるものでもなく、大変なんだろうなと予想はできる。

 よく老舗カフェとかって言われるようなところって、やっぱり客も多く、いつも賑わっている。店員さんの接客もこなれていて、スーッとした感じ。ただし、やっぱり料金は高い。でもサービス料だと思えばそうでもないのか。。
 
 パリを初めて訪れたとき、そんなCaféも一度は行ってみたくて、例えばサンジェルマン デ プレにある”Café de Flore『カフェ ド フロール』や”Les Deux Magots”『レ ドゥ マゴ』には行ってみた。サンジェルマン デ プレ教会前のこの辺りは観光客が多い割に落ち着ける界隈。道が広くなっているからだろうか、さほど派手さがないからだろうか。オペラやシャンゼリゼ界隈に比べると、入るのも座っているのも全然苦ではない。
 でも住み始めてからはコーヒー1杯の値段も高いし、お上りさんのようでなかなか行かなかった。でもいつも行くようなCaféよりもちょっとだけ優雅な気分になれるから、たまにはいいのかもしれない。

2015/11/06

ケチ?


 よくフランス人はケチだと言われる。けど、ケチと言うよりしっかりしていると言ったほうがよいのかも。。

 確かに無駄な浪費はしない。欲しいからと言ってすぐに飛びつかない。きちんと値段を確認する。けれどCaféでおごってくれようとしたり、プレゼントをしてくれたり、と私の中でケチで悪い印象は全くない。
 
 あ〜、でもそういえば、パリから友人と息子、その友達が日本にやってきたとき、その友達が高校生の妹におみやげを買って帰りたいと言い出した。しかも私がまさにそのとき着ていたTシャツがいいと言う。だったらと、同じ店を案内したら同じものの色違いがあり、しかもセールをしていたのだ。これは買うしかないよね、と思ったけれど何だか気乗りしない様子。他のも見てみようと言うことになったのだけれど、しっくりいかなかったのか、何がイヤだったのか買わずじまい。。まわりはみんな「高くないし、かわいいよ〜」とせっつくがダメだった。結局、日本では買わず、その後訪れた香港で探すと言っていたけど。。色がイヤだったのか、妹の趣味じゃなかったのか、それはわからないけれど。。
 塵も積もれば山となる。。安いからとか、自分のじゃないからとお金を無駄にしない。しっかりしているんだなぁ。あっ、もしかしてほんとに私が着てるのが欲しかったんだったりして。。

2015/11/05

Fête de la musique


 フランス人って、踊るのが大好きだ。友達の家での”la fête”(ラ フェット)『パーティー』では飲んで歌って踊りまくる。踊りなら何でもいいようだ。サルサみたいだったり、フォークダンスみたいだったり。ラテンの血が騒ぐのだろうか。。とにかく陽気だ。

 フランスで毎年6月21日に催される”fête de la musique”(フェット ドゥ ラ ミュージック)『音楽祭』。有名無名問わず、町中の至る場所でライブやパフォーマンスが行われている。どこの場所にも人が溢れていて、通りを歩く人も何だか楽しそうだ。この日はCaféや街角もライブ会場になる。何がいいって、いろんな国の音楽が流れていて、知らない人同士が一緒に踊ったり、歌ったり楽しんでいることだ。フランスはもちろん、ヨーロッパやアフリカなど世界中の音楽がフランス中に溢れるこの時期。夜な夜な繰り広げられるこのフェットはフランス人にはなくてはならないものなのだ。

 フランスの町中が音楽一色に染まるこんなお祭りが日本にもあるといいのになぁ。