2014/10/13

若者たち


 フランス人は歌を歌うのが好きだ。料理を作っている時、掃除をする時、 シャワーを浴びる時、よく鼻歌を歌っている。
 
 Marieたち一家と車で旅をする時、まだ小さかった子供たちが大合唱を始める。フランスのラジオでは、音楽をずっと流し続ける局がたくさんある。ジャズ、ロック、ポップス、懐メロ。子供たちはそれらに合わせて歌を歌う。子供たちは懐メロもお手のものだ。生まれるずいぶん前の歌もよく知っている。ボーイスカウトの活動の中で、そんな歌を小さい頃から歌うらしい。
 Marieのブルターニュの実家へ訪れた時、ボーイスカウトの友達が数人、ヴァカンスを過ごすためにやって来た。一週間ほどの滞在の最後の夜のことだった。泊めてくれたお礼にと、みんなで歌を歌い始めた。何かを買うとか、作るとかではなく、お金では買うことのできない歌というところにあたたかいものを感じ、感動すら覚えた。少しハニカミながらも、何曲もステキな歌声を聞かせてくれた。これも心に残る、フランスの思い出。若者たちよ、ありがとう。

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