2014/10/11

Vendre


 フランスの通りを歩いていると、よく目にする”Vendre”の張り紙。車のフロントガラスに貼られているこの紙は『売る』という意味。そう、よく見れば、いくらと値段も書いてある。意外に連絡がちゃんとくるらしく、業者に頼んで仲介手数料を取られることを考えるとかなりお得だ。
 最近はより便利になり、Facebookの掲示板を使ってみんなに呼びかける。そうすれば、友達、そのまた友達が見る可能性もあり、売れる確率も上がるのだろう。
 フランス人、ヴァカンスの前になると、いきなり増える『これ、買って〜』の書き込み。例えば、靴とか服とか、何でもかんでも。そして、書かれてある「ヴァカンスに行くのに少し足りないの。私を助けて〜」と。
 ここまではっきり書かれていると、何だか助けてあげたくなる。みんなの書き込みは、というと。。『サイズはいくつ?』『あ〜、ちょっと大きいかも』『いつから行くの?』『Bon voyage!』あら、買ってあげないの? そうこうしているうちに買い手が見つかり、いくつか売りさばき、ヴァカンスに旅立つフランス人の友達。
 そもそも、そんなにお金がないんだったら行かなきゃいいじゃんって、つっこみたくなるけど、そこはぐっとこらえて。。フランス人にとって、ヴァカンスは靴よりも服よりも大事なのだ。あしからず。

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