2014/10/04

サラダ


 メロンに生ハムという組み合わせは、今でこそ、日本でも当たり前になったけど、初めて食べた時はほんとに衝撃を受けた。

 フランスの夏の食卓に頻繁に並ぶ、生ハムメロン。日本ではデザートで食べるメロンを、フランスでは前菜以外で食べることはまずない。生ハムがない時でもメロンが前菜に並ぶ。アボガドとメロン、アボガドを半分に切ってスプーンでくり抜いて食べたり、レタスやトマト、いんげんのサラダ。前菜はほとんどが野菜中心だ。
 たまにキュウリのサラダも出てくるけど、日本の食べ方とはちょっと違う。キュウリは日本のものより大ぶりで大味だ。必ず、皮を剥いてから輪切りにして、ドレッシングは生クリームベースで、人によってはヨーグルト、マヨネーズを混ぜ合わせる。酸味とまろやかさ、塩、胡椒がうまくマッチするおいしさだ。
 フランスの家でもトウモロコシの缶詰は常備してあり、サラダにもよく使われる。フランス全土で作られ、辺り一面、どこを見ても、たわわになるトウモロコシ。この広大な土地で作られるトウモロコシの缶詰が日本のものより、甘くておいしい。そのまま、ポリポリ食べてもいける。
 同じ食材でも、その国の味、味わい方が違って、それも楽しみのひとつ。

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