2014/10/10

笑い上戸


 ところで、フランス人は笑い上戸の人が多い。いや〜、日本人だって笑い上戸はいるけれど、フランス人が笑いのツボにはまると大変だ。

 ブルターニュのMarieの実家に遊びに行った時のこと。Marieの子供たちは出かけていて、お茶していたら、急にMarieが笑い始めた。何のことだか、さっぱりわからない。「さっき、Xavierが今日、Midoriたちは”M.F”(エム エフ)のとこに行くのって聞いてきたのよ」と笑いが止まらないMarieが言う。「うん?」「だから〜、”M.F”だって」もう、笑いすぎて言葉になっていない。「Marie-Franceのこと、”M.F”だって〜」Marie-FranceとはMarieの実家近くの Chambre d'hôte(シャンブル ドット)の女主人の名前だ。
 
 フランス人の名前は2つ、3つと連なることも多い。仲のよい友達 MarieはMarie-Christine(マリー クリスティン)で、呼び方は人によって様々だ。「マリー」だったり、「クリスティン」だったり、「マリー クリスティン」と続けて呼ぶ人もいる。
 若い男子の間では、よく頭文字で呼ぶこともあるのだ。Jean-paul(ジャン ポール)を”J.P”(ジー ペー)という具合に。
 でもあんまり、いいお年のマダムをこんな風に呼んだりはしないのだろう。Xavierが”M.F”と呼んだことが相当ツボにはまったらしく、Marieはいつまでも笑い続けてたな。でも、そんなに笑わなくても。。フランス人、ほんとにほんとの笑い上戸。

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