2014/10/27

辛いのが苦手


 フランスに暮らしていた頃、たまに、市販のルーで作るカレーが食べたくなった。フランスには同じようなカレーのルーがないから、日本から友達が来る時に持って来てもらったり、一時帰国のときに大量に買って帰ったりしていた。このカレーがとにかく、フランス人に大好評だった。友達 Ismaelは、今まで食べたカレーの中で一番おいしかったとまで言ってくれた。Marieの家でも必ず作っていて、大量に作らなければ、あっという間になくなってしまう、みんな、おかわりの嵐だから。

 日本人との食事に慣れた人であれば、カレーを食べる時、同じテーブルに並べるとサラダも同時に食べてくれる。でもそうでないと、サラダをまず食べ、その後カレーだけを食べることになる。日本でも外で食事を食べるとそういうこともよくある。でもちょっと辛めに作ったカレーには口直しというか、合間にサラダとかがあると、ほっとする。
 フランス人、辛いものが案外、苦手だ。ヒーヒーフーフー言いながら食べるはめになる。そして、水をガブガブ飲みながら汗をかきかき、カレーを食べる。
 こんなに辛い、辛いと言いながらカレーを食べるフランス人が、なぜだかわさびは意外と平気だ。お刺身にもたっぷりつけるし、そのままお箸でもパクリといっちゃう。辛さの種類が違う? そうそう、フランス人、なぜかガリ好きも多い。

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