もうすぐ寒い冬がやって来る。北海道とほぼ同じ緯度にあるパリの冬は、底冷えしてかなり厳しい寒さだ。フランスの歴史ある建築物はすきま風がすごいし、町の通りは石畳で足元はほんとに冷える。
暮らしている頃、日本から持ってくるものの必需品のひとつに、使い捨てカイロがあった。ちょっとしたお出かけにも重宝する代物。いや、数に限りがあって、ほんともったいなくて、なかなか勇気を出して使えなかった貴重品だった。
ある時の旅先の電車の中で、フランス人の小さな男の子と友達になった。たまたま持っていた使い捨てカイロを見せてあげると、まるでマジックを見ているみたいに不思議がってびっくりしていた。
そう、フランスにないものだからそれ相応のフランス語もないわけで。。フランス人の友達に「日本からのおみやげ、何がいい?」と聞いたら、何だか曖昧な答えが返ってきた。「あったかくなって、身体に貼っておくと気持ちいいもの」うーん、温湿布だろうか?使い捨てカイロ? 「身体が疲れた時や痛い時に貼るもの?」この質問に答えが返ってくる前に私はフランスに旅立った。さて、私は両方買って持って行ったのだけど、どちらが欲しかったものなのか、聞くのを忘れていたな。。
とにかく、使い捨てカイロはとっても喜ばれる物のひとつ。フランスには、今もないのかな、どうだろう。。
Aucun commentaire:
Enregistrer un commentaire