2015/03/29

川の字


 フランスでは赤ちゃんの頃から、自分の部屋でひとりで眠る習慣がついている。これはフランスだけに限らず、他の国でもそうなのは周知のとおりだ。どんなに眠れなくてもベッドにひとりで横たわっていなければならず、小さな子どもにとっては苦痛では?と、つい思ってしまう。こわい映画やドラマを見てしまった時や次の日、楽しみにしている遠足があって興奮して眠れないとか。。とにかく、どんな状況でも自分の部屋でひとりで眠ることが決まりなのだ。

 さて、ウチの息子は前にも書いたように小さい頃、電気を消して眠るのが怖かった。だからひとりでしかも、自分の部屋でないのにひとりで寝なきゃいけないなんて絶対にありえないことだった。でも、フランス人の友達の家に行くと、息子ひとりのベッドを用意してくれる。それを断るのはちょっと、至難の業だった。理由を言っても理解できないからだ。「いつも一緒に眠るのよ」もわからないし、「こわいって言ってるから」も全く理解できない範疇なのだ。日本の昔ながらの、川の字に寝るなんてもってのほか、想像すらできないことなのだ。
 でも大人になればどんな人だってひとりで眠れるし、電気だって消して眠れるようになる。いいんじゃないかな、日本風の川の字。
 

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