2015/03/01

白い食器


 我が家の毎日の食卓には、そういえば白い食器しか並んでいない。ふと、そう思ったのだ。白いお茶碗、白いお椀、白いお皿。コーヒーカップやミントティーグラス、お菓子を盛るお皿とかはカラフルなものが多いけど、食事の時には見事なくらいの白。白いお皿はすべて、友達のMarieから受け継いだものだ。

 フランス人も白い食器を使う人が多い。料理が色や柄にジャマされにくいってことも大いにあるけれど、代々受け継がれる食器はやはり、白が多いと言うことだろうか。私がMarieから渡されたお皿も、縁に飾り模様が施されたシンプルな大、中、小が揃ったものだ。何の変哲もないシンプルなお皿だけど、風格がある。
 フランス人は食器なども、親から子へ受け継がれることが多いので買うこともあまりない。ましてや高い食器を買うことは、ほとんどないのだ。確かに、日本で有名なパリの陶器メーカーのお皿やカップはステキだ。でもフランス人はパリへ来るたびに、そんな高くて、でも下手すれば簡単に割れてしまうものを買って帰る日本人を、ちょっと不思議に思っている。雑誌のフォトエディターの友達 Lanrenceはこんなことをよく言う。流行っている雑誌に取り上げられているようなものやセレクトショップに置かれているものが絶対じゃないと。。結局、流行りに乗っている時はわからないのだ。きっと、その感覚は祖先から受け継いできたものがあるからこそ、わかるんじゃないかな、と思う。

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