2014/11/14

機内でのポチ


 昨日、機内での過ごし方を書きながら、ポチを連れて帰ってきた時のことを思い出していた。日本に戻ってくる時、もちろんポチも一緒だったのだけど、その頃、猫は機内に一緒に乗ることができた。もちろん、キャリーバッグに入れておかなければいけなかったけれど。。

 連れて帰ることが決まってからは、動物病院でワクチンを打ったり、健康診断を受けたり、いろいろやることがある。「10時間以上もキャリーの中でじっとしているのは、大変なのよ。睡眠薬で眠らせてあげましょう」えっ、眠らせる? 何か、ちょっとこわい感じもするけど。「どれくらいで効くのか試しておきましょう」と、先生。睡眠薬をもらって家で試すことに。
 動物はみんなそうなんだろうけど、薬を飲ませるのが大変だ。錠剤は喉の奥のほうにぽんと放り込んで、無理矢理、口を閉じさせ、有無も言わせず、飲み込ませる。失敗したら大変だ。どこからそんなに出てくるのってくらい、泡になった唾で薬を押し出すのだ。一度失敗すると、次は口すら開けてくれない。
 さて、先生が考えた量の睡眠薬でポチはぐっすりと眠りに落ちた。どれくらいの量でどれくらいの時間眠ったのか、詳しいことは忘れてしまったけど、当日、ちゃんと睡眠薬を飲ませ、いざ空港へ。しかし、なぜかポチが眠らない。睡眠薬が効かないのだ。飛行機に乗り込んで、気持ちを落ち着かせようにも、瞼が下がってくるのを必死で抵抗するポチ。半目になりながら、か細い声で鳴き続けるポチにずっと「ごめんね、ごめんね」と言いながらの日本までの道のりだった。でも何で効かなかったんだろう? やっぱり、不安で眠るのが嫌だったんだろうな。
 
 今は、猫もコンテナの中に入れられちゃうみたいだけど、それだと連れて帰るのをためらったかも。。ちなみに、席ひとつ分は用意してくれるのだけど、手荷物と同じで1キロいくら、という計算で運賃が決まる。軽ければ軽いほど安い。ポチは。。その頃、12キロはあったかと。。航空会社に知り合いがいたから、格安にしてくれた。ふーっ、危ない、危ない。

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