フランス人、暑い夏には裸足で過ごすけど、寒くなってくると、さすがに靴をはいたままか、部屋ばきを履く。いわゆる、日本で履くようなスリッパはあまり見ない。バブーシュだったり、簡易的なサンダルだったり、様々だ。
数年前、友達のLaurenceが日本にやって来た時、こんな話になった。「このお店、知ってる?」聞き慣れない名前の店。「何の店なの?」「服とか靴とか売ってる店」「知らないなぁ」ネットで調べてみると、作業服専門店が出てきた。まさか、ここ? Laurenceはここに行きたいらしい。「ここで靴を買いたいの。自分用と友達へのおみやげ用に」そう、欲しいのは地下足袋だった。某有名ブランドのあの靴みたいだから、絶対買って帰りたいらしい。足袋でもダメ、模様が入っているかわいいのもダメ。黒色のあの思いっきり工事現場で履かれている、あれが欲しいと言う。その頃、フランスで秘かに流行っていたらしい、Laurence曰く。その日は買い物につき合ってあげられなくて、結局、ひとりでそのお店に行ったのだけど、選んでいるその光景を想像しただけでも、クスッと笑える。
流行っていたかどうかは定かではないけど、EricとSophieも寒くなってきた時期の部屋履きは、地下足袋だったな。フランス人が履くと、かっこよく見えちゃうんだよなぁ。
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