2014/11/22

夜の郊外


 パリにはRER(エールウーエール)という郊外型の電車があり、パリの中のいくつかの駅を経由して、東西南北に延びている。駅と駅の間隔も広く、駅を降りてからの距離が近ければ問題ないけれど、バスに乗り継いでいかないと行けないところもある。それでも、時間によってはバスの本数も少ないから、少々遠くても、つい歩いてしまうんだけど。。ちょっとした郊外なら、ぎりぎりメトロが通っているところもある。ある友達の家は、メトロの駅からもRERの駅からも同じぐらいの距離だ。昼間なら料金の安いメトロで行って、散歩がてら歩くし、駅からバスに乗りたい時はRERに乗る。何度も行ったことがあるところなら、こんなこともできるけど、初めてだとちょっとむずかしい。

 ある時、Isabelleの双子の姉妹、Dominiqueの家に初めてお呼ばれした。いつも滞在しているMarieの家の隣町。直に行ける交通手段がないから、行きはパリを経由して向かい、帰りはちょっと距離はあるけど歩きか、もしくはタクシーで帰ろうと思っていた。
 しかし、パリじゃあるまいし、タクシーは通らず。。しかも、その辺りはちょっと物騒なエリア。だんだんと夜も深まってきて、その日、初めて降り立った郊外はやっぱり心細かった。。しかも、昼間の景色とはだいぶ違い、果たして歩いて帰り着くのか、どうなのか。。結局、Marieに車で迎えに来てもらった。
 小さな子供を連れていると、あまり怖さは感じない。たぶん、子連れは襲ってこない、と思う。いやいや、油断は禁物。特に夜の郊外は要注意。

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