2014/07/31

流行り言葉


 ある時、Danielleの友人のマダムにこう言われた。「どこで、フランス語習ったの? Oui(ウイ)がOuai(ウエイ)になってるわ、若者が使う言葉ね」確かに、きれいな言葉ではないけど、周りもわりとこの調子だし、指摘されたこともなかった。
 若者の言葉といえば、フランスでも最近よく、FacebookなどのSNSで略語が使われている。頻繁に書き込まれている、mdr (mort de rire)は『死ぬほど笑う』といった意味で、おもしろい話題に対してのコメントだ。意味は違うけど、日本でいうところのKY『空気読めない』って感じだろうか。
 
 フランス語でも、昔は使っていたけど、今はほとんど使わないって言葉もたくさんある。例えば ”n'est-ce pas”(ネスパ)『だよね』は、今はあまり使われない。きれいな言葉遣いではないけど、語尾を上げたり、”hein”とか”quoi”を語尾につけるだけで『だよね』ってニュアンスになるから、人それぞれの『だよね』を使い分けている。”n'est-ce pas”は、いわゆる死語なのかもしれない。
 
 昨日、何かの話題から『浮かれポンチ』っていうフレーズが出た。年代も大差ない顔ぶれで、ひとしきり、この話題で盛り上がったのだけど、これこそ死語で年代が違えば笑うことすらない言葉だ。そもそも”ポンチ”って何ってことから始まるわけだが、フルーツポンチのポンチじゃないのって話も出たり、調べてみると工具にもポンチってものがあるらしい。いや、それはさておき、言葉って時間によって変わっていくものなのよね。時々、フランス人同士のおしゃべりの中で、聞き慣れない昔の流行り言葉が出てきて、わからないときがあるもんなぁ、くやしい〜。

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