2015/08/25

アフリカン弁当


 けっこう前から、フランスではお弁当が流行っている。寿司などの日本食ブームが来た後、きっとお弁当はくるだろうな、と思っていた。

 フランスで売られている日本食の料理本にはお重が載っているものがあって、友達からお重箱やお弁当箱についてけっこう聞かれていた。これに興味が出れば、お弁当の中身のおにぎりや卵焼き、煮物なんかに興味が出てくるのも当然だ。フランス人の友達からこれらの作り方を聞かれると、なかなか返答に困る。私は味付けも目分量だし、その時の食材によって時間も変わってくるからだ。おにぎりは隣で一緒に握らなければ口で説明するだけでは難しい。鶏の照り焼きも自分では焼ける音だけで焼き加減、照り具合がわかるから、口で説明するのがこれまた難しい。お弁当の中身も人それぞれ。だから、お弁当の定義を聞かれるのも困る。ていうか、好きなものをお弁当箱に詰めればいいだけなのよね〜。

 あっ、そういえばクリニャンクールにお店を開いていたIsmaelのとこに寄ると「昼ごはん食べた?」といつも聞かれていた。食べてないと蚤の市を回っているアフリカ料理を売るおばちゃんに昼ごはんを頼んでくれる。タッパーに入れられたアフリカ料理はれっきとしたお弁当だ。あ〜、食べたいな。

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