2014/04/20

Medocの海


 Medoc(メドック)の海の近くには、小高い丘がいくつも連なり、小さな砂丘がところどころに点在する。すっと伸びた一直線の道は、上ったり下ったりを繰り返し、車を走らせると、まるでジェットコースターみたいだ。
 この辺りの海は、波が荒い。嵐のような大荒れではなく、押してくる波は力強く迫ってくるけど、引く波は静かなのだ。海水客はみんな、この波がお目当てで、ここにやってくる。浜辺には10mほどの遊泳区域が作られ、旗で目印を立てておく。見張り台に座った監視員が合図を出すと同時に、びっちりと横一列に並んだ人々が一斉に波に立ち向かうのだ。泳ぐのではなく、波に向かって歩き、押し寄せる波によって浜辺に戻されるのだ。流されて行くんじゃないかとちょっと心配したが、「いくら沖に向かって歩いて行っても、押し戻されるから大丈夫よ」というElianeの言葉どおり、Eliaceと息子は、何度も押し戻されて浜辺で素っ転んだ。どんなに力いっぱい波に向かって行っても、すごい勢いで戻ってくるのだ。よく見ると、子どもそっちのけではしゃいでいる大人が微笑ましい。
 
 流されていく心配がないとはいえ、荒い海だから、ほとんどのところは遊泳禁止。少し離れたところから見ると、広ーい浜辺の区切られた一カ所だけに人が混雑する様子は、まんがの世界みたいで何だかクスッと笑える光景だ。

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