2014/06/29

Midori-san



 日本ぐらいだろうか。初対面の人は、必ず"さん"付けで呼ぶ。フランスでは、初めて会った人も呼び捨てだ。慣れてしまえば、こちらのほうが面倒でないし、よいかもしれない。だんだんと仲良くなっても、名前以外のことを知らないことも普通だ。日本だったらよく聞くようなこと、例えば年齢、血液型、出身地、それから名字を知らないこともよくある。要は仲良くなる段階でも仲良くなってからも、そんなことはどうでもいいってことなのだ。
 
 さて、フランスの友達の中で、唯一私のことをMidori ではなく、"Midori-san"と呼ぶ友達がいる。香港人のTai-kiuさんだ。初めて、フランスへひとり旅をした時に知り合って以来の仲。一ヶ月を超える滞在中、言葉も話せず、友達もいない中、仲良くなり、それ以来、家族ぐるみの付き合いをしている。友達Steavenの弟さんがJhonさん、その奥さんがTai-kiuさん。SteavenとJhonさんは中国系日本人で日本語はもちろん話せる。フランスで知り合って、フランスに長く暮らすJhonさんとTai-kiuさん一家は、生まれも育ちもフランスの二人の息子も含めて、日常会話はフランス語だ。今は、私との会話もフランス語だけど、初めて会った時、私は全くしゃべれなかった。
 そういうワケで"さん"付けなのだ。この響きがけっこう好きで、気に入っている。日本人が呼ぶ、"みどりさん"ではなく、"Midori-san"。何が違うって、ちょっと発音が違うからなのか、フランス語だけど中国語っぽいからなのか。もう20年来の友達だけど、変わらず呼び合う、この感じが懐かしくもあり新しいままだ。
 あっ、日本人が呼んでくれる"みどりさん"も嫌いじゃないよ、あしからず。。

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