2014/06/30

子連れ


 フランスは子供にやさしい国だ。子連れだと順番待ちや席など、何かと優先してくれるし、外でもよく話しかけられる。郊外のひとりで歩くにはちょっと怖さを感じる地域でも、子供連れだと逆に安心できる。

 息子が3歳の頃から、一ヶ月ほどフランスに滞在するのが、毎年の恒例になっていた。いくつになってもどこに行っても、息子は"Mademoiselle"(マドモアゼル)と言われ続けていた。もちろん、その日の恰好にもよるのだろうけど、今どき、スカートしか履かない女子もいないわけだし、ちょっとばかり、髪の毛も長かったかとは思うけど。。本人は至って平気で、それを楽しんでるようにも見えたから、どうでもいい話ではある。
 だけど、得することもいっぱいあったような気がする。子供というだけで、ちょこっとサービスをしてくれるのがフランスだけど、「女の子に間違えちゃってごめんね」的なサービスも多かった気がする。ショップで絵はがきをもらったり、アイスクリームを買ったら大盛りにしてくれたり。
 
 ある時、イギリスの友達を訪ねた帰りのユーロスターで、確か、ギリシャ人の年配の紳士と息子が仲良くなった。この時も女の子と間違われたんじゃなかったかと。二人で遊んでいるうちに、えらく息子のことを気に入った老紳士は、売店で私たちに昼ご飯を奢ってくれた挙げ句、パリでおいしいものをごちそうしたいから、ホテルに遊びに来ないかと誘ってきた。なんか、すごいホテルだったことは覚えているけど。。
 老紳士はフランス語が話せなかったので、私は隣に座っていた女性にフランス語で聞いてみた。「どう思う? あやしくない?」「大丈夫じゃないの。息子のことが気に入ったのよ」と。いやいや、いい人だったけど、連絡はしなかったな。うん、たぶん悪い人じゃなかった。。子連れって、違った意味でいろいろ起きて楽しい。 

Aucun commentaire:

Publier un commentaire