パリに暮らしている頃、ほとんど今と変わらない感じで仕事をしていた。休みも決めず、時間も決めていない。完全予約制で旅行に出かけるときは長期のお休みを取る。今のようにメールとかできなかったのにどんなふうに休みを伝えていたんだろう。
今とちょっと違っていたのは出張もしていたこと。初めての人は紹介でなければ受けないとか、何人以上でなければ別料金を頂くとかいろいろあった。でもずいぶん前のことで記憶が曖昧だ。でもひとつ紐解いていくと次々と記憶が蘇る。
つい先日もパリに暮らしている人の話になった。何だか聞き覚えのある名前。でもパリ時代のお客さまかどうかは定かではない。でも、しばらく経つとふと思い出してくる。アパートまでの道のり、仕事道具が入ったかばんを置いた床、いつも変わらないショートカット、かわいい男の子の笑顔。きっとそうだ。懐かしいな。
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