2014/12/02

路線図


 パリへ行ったら、あると便利な ”Plan de Paris par Arrondissement”(プラン ドゥ パリ パー アロンディスモン)。いわゆるパリの地図帳。ページは区ごとに示されていて、住所目次で行きたい住所を調べる。何ページのAの5、とかいう風に書かれており、それを辿っていくと、行きたい住所を探しだせる仕組みになっている。この地図があれば間違いなくたどり着く 、そんな優れものだ。丁寧にどこの駅が最寄り駅だとか、この道と この道がぶつかったところにある、とか書かれてあり、とっても親切でわかりやすい。こんな便利なものが日本にもあったならいいのに。。

 初めてパリを訪れた時、何よりびっくりしたのは、全ての道に名前が付いていることだ。日本で通りに名前が付いているのは、主要な通りや人が集まる繁華街ぐらいだ。でもフランスのように道に名前がついていたら、 人に道を尋ねるのも容易いし、自分の住む通りに名前があるなんて、何だかうれしい。
 私が持っている地図帳は初めて行った時のものだから、ずいぶん古ぼけてきてしまった。もしかしたら、多少変わってしまったりしてるんじゃないかとも思うけど、少々のことは気にしない。
 
 でも、路線が変わってしまっていたら、ちょっと不便だ。暮らしていた頃、定期券や切符を買うとプラスチック製のパスケースがもらえた。透明になっているので、中に入れたものがすぐに見てとれて便利だった。この中にぴったり、すっぽり入るメトロとバスの路線図が一時期もらえたのだけど、一定期間しか配られておらず、今は手に入れることはできない。今は折りたたみ式でコンパクトではあるけれど、見るためには開いて大きくしなければならないものしかないのだ。だから、パスケースにぴったり入る、前の路線図をずっと使っているのだけど、時が経ち、新しい路線ができ、何駅も増えてしまった。そんなこと、わかっているのに。。その路線図には載っていないことをつい忘れてしまい、あの線で行けばすぐ着くのに、つい違う線に乗ってしまい、遠回りしてしまったこと数回。あ〜、またやってしまった。言い訳すれば、暮らしていた頃にはなかったのよね、この線。。

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