2014/06/17

Accent


 日本でも方言があるように、フランスでも異なる言語が現存する地方がある。その種類は75とも言われているが、大きく分けると、ラテン、ゲルマン、ケルト系などに分けられる。継承する人がだんだんと減り、存続の危機に晒されている言語もあるらしい。Marieのお父さんは、Bretagne(ブルターニュ)で生まれ育ったが、小さい頃はフランス語とBreton(ブルトン)語のどちらも会話の中で入り交じっていたみたいだ。Marieは、わかる言葉もあるけれど、会話できるほどではないと言っていた。日常会話で使われることはほとんどないけど、町の至るところでBreton語を見かけることがある。お店の看板や道路標識、駅や町の案内図などにも使われている。同じ言葉でも全然違っていたり、読み方も難しかったりするけど、その地方の歴史を感じることができる。Français-Bretonの辞書があったり、同じ国の中でこんなにも言葉が違うのは、ほんとに不思議だ。
 
 方言や異なる言語もそうだが、訛りというのも存在する。フランス語の言うところAccent(アクサン)。ベルギーやケベック、アフリカなどの他国のAccentはもちろんだけど、田舎の訛りも地方それぞれだ。Normandie(ノルマンディー)を一緒に旅した時、友達の子供が困惑した顔で私に聞いてきた。「Midoriは聞いててわかる? 私は半分くらいしか聞き取れないの」ちょっと大げさだけど。。

 訛りや方言は日本と同じく、あったかい気持ちになれる、そんな言葉だ。

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