2014/06/22

家の改装


 ヴェルサイユからパリへの帰路の途中にある、"Beaumarié(ボウマリエ)。家に関する、ありとあらゆる物が売られているところだ。一応、カテゴリー別に分けられて置かれているので、欲しいものを探せるには探せるけど、値段も付いていなければ、一体何なのか分からないものも多数ある。玄関の扉とか、どれもこれも味のある年季の入ったものばかりだ。
規模の大きさに違いがあるにせよ、フランス人は家の改装が大好き。ペンキ塗りや壁紙の張り替え、棚を作ったりは朝飯前だ。掃除は苦手な人が多いが、改装となると俄然やる気がでるらしい。古い一軒家やアパートに暮らす人が多く、改装する際も新しいものを取り入れながら、古いものを残していくというやり方が当たり前になっている。フランス人は新しくてかっこいいものも好きだけど、先祖代々受け継がれているものに対して、敬意を払うことを忘れない。そのバランス感覚は長けていると思う。

 初めて住んだパリのアパートでは、壁や天井をすべて塗り替えた。フランス人の大家さんは、きれいに塗れたら材料費は払うよと約束してくれた。初めてにしては上出来だったと思う。それまでペンキ塗りなんてしたこともなかったけど、今では家の改装が大好きになった。日本ではなかなか改装できないから、模様替えでガマン、ガマン。

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