2014/04/06

Intouchables(最強のふたり)

 
 私がフランスで暮らしたいと思ったのは、たぶんフランス映画に興味を持ってからだと思う。かなりの映画に感銘を受けたし、その頃はまだフランス語も理解できなかったが、耳に入ってくるフランス語がとても心地よかった。結末が曖昧でわかりにくいし、気分が滅入るものが多いという人もいるが、それがフランス映画の醍醐味だと私は思う。
 
 そんなフランス映画とはちょっと違うが、『最強のふたり』という映画を観た。事故のせいで全身麻痺になり、身体が不自由な大富豪フィリップと、ひょんなことからフィリップの介護をする黒人ドリスの友情のお話で、涙あり笑いありの実話を基にした映画だ。
 見終わった後、清々しいあったかい気持ちになったが、フランスに根付く問題を辛辣に描いた映画であるとも思った。日本ではありえないがフランスならあるかも、とつくづく思った、そんな友情のお話。そう思えるなんて、やっぱり、フランス人は不思議ですてきだな。

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