2016/02/28

パリ時代のお客さん


 さて、今日はパリ時代からの付き合いのお客さんが来てくれた。出会った頃はお互い若くて独り身だった。そんな彼女も結婚し、今日は旦那さんと一緒に来てくれた。何か、不思議な感じだ。

 パリに暮らしている頃、メールも携帯電話もなかったから予約を入れてもらうとき、電話をしてもらっていた。緊急な時とかの連絡も家の電話に。もし、例えば電車が止まって遅れるって連絡ももらえない。それでも何とかなっていたんだからなぁ。。
 
 それに施術用の材料もいつも使うものはストックしてあったけれど、髪を真っ赤にしたいとか、ちょっと変わったことをするときは予約が入ってから材料の問屋に行って仕入れて来ていた。今考えると大変だけど、あの頃はそれすらも楽しかったなぁ。そのうち、問屋のおばさんと顔見知りになり、でも馴れ馴れしくもしてこない、そんなフランス人の店員さんとのやり取りが居心地がよかった。そしてパリ時代と変わらない、今の仕事の形態もやっぱり心地よい。

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