2014/12/01

スキーが好き


 日本語でもあるように、フランス語にも全く同じ綴りで、2つ以上意味を持つ単語がある。日本語には漢字があるから、文字にすると違いは歴然だけど、フランス語はアルファベットだから全く同じにしか見えない。文脈でもちろんわかるけど、これとこれが同じなんて、と思うような言葉も多い。  

 この間、Marieとメールのやり取りをしていた時、子供達の近況報告になった。Marieの息子 Xavierはラッパーとして活動しているのだけど、これから弁護士の勉強を始めるらしい。
 さて、この『弁護士』、フランス語では”Avocat”(アヴォカ)だけど、野菜の『アボカド』という意味もある。なので、Avocatになるために勉強している、とくれば、そりゃ弁護士よねってことになる。
 ちなみにこんな風に男性、女性共通の職業は、少しの例外を除けば、語尾に”e”をつけると女性形になる。弁護士ならば、Avocate(アヴォカトゥ)となる。なので、女性弁護士は冠詞をつければ ”Une(La) avocate”となり、男性弁護士ならば ”Un(Le) avocat”、野菜のほうも男性形なので”Un(Le) avocat”になるから、ちょっとややこしい。もし『Avocatが好き』と言ったら ”J'aime le avocat”となり、どっちのことか、わからない。
 そう言えば余談だけど、Ericは日本語の『スキーが好き』をえらく気に入ってたな。
 

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