2015/01/13

生魚


 寒い冬、魚介のおいしい季節だ。ほんの少し前まで、生魚がほとんど食べれなかったフランス人が、こんなに魚好きになるなんて考えもしなかった。好きな魚はいろいろだけど、サーモンとかマグロはみんな好きだ。案外、ヒカリものも大丈夫。
 まだこんなにお寿司が流行る前、フランス人の友達と魚介類の話になった。フランスではタコは食べるものではないという話になった。日本人はお寿司、刺身、たこ焼きもおいしいよ、と教えてあげると「生はムリ。でも、そのたこ焼きって興味あるわ」なんて言ってたフランス人の友達も今は、生タコもへっちゃらだ。

 ある時、フランスのIsabelleとケベックのIsabelle、ふたりのイザベルと温泉を訪れた時のこと。食事にふんだんに海の幸が使われていて、ふたりとも大喜び。その中に白魚の踊り食いもあった。「えーっ、これもほんとに食べるの?」「日本人も苦手な人が多いよ。私もムリかも 。。」「ていうか、こんなにちっちゃい魚を食べちゃうの? こんなの見たことも食べたこともない」「それから海苔もあんまり好きじゃないな」お寿司に巻かれた海苔は好きだけど、乾いた海苔は食べるものに見えないらしい。もっと驚いていたのは、干し桜えびだ。「何で、こんなちっちゃなえびが、カラカラに乾いてるの〜」普段から見慣れてるとあんまり感じないけど、確かにちょっと変かも。でもおいしいからいいの、いいの。

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