2015/01/27

タイル


 フランス人の友達の家には、タイルがよく似合う。キッチンやバスルーム、部屋のカウンター、庭の花壇などに好んで使われている。よく見ると、町のあらゆるところでタイルは使われていて、地方ごとに絵柄や色、質感も違い、とても興味深い。

 我が家は築 40年以上の家だから、トイレもお風呂場もタイル張りだ。でも、今どきはそうではないらしい。確かに暑い夏はいいけれど、冷えるタイルは寒い冬には向かない。それに湿度が高く、カビやすい日本の気候には、向いていないのかもしれない。でも同じようでも、ひとつひとつ微妙に違うタイルはかわいいし、丁寧に貼られる作業を思うと、まだまだ残ってほしいと思ってしまう。
 
 フランスの地方のおみやげ屋さんには、コースター代わりの少し大きめの タイルが売られていたりする。よく買っている人を見かけるけれど、ちょっと重いおみやげになってしまい、なかなか勇気が出ない。
 コースター、あると便利だけど、なかなか気に入ったものがなくて、フランスで買ったアンティークの布を折り畳んで使ったりしている。タイルと コーヒーカップはお互いがぶつかって割れそうで、使いづらそうだ。あっ、そういえばフランス人の友達に、 Nantes(ナント)の名物、LU(リュ)のビスケットの形をしたコースターをもらった。絶対、自分では買わないけれど、意外とかわいい。いつか、これでお茶を出そうと思いつつ、でもやっぱりむず痒い感じがして、これで出せない。
 あれ、ずいぶん話が逸れてしまったけど、カラフルで小さな四角いタイルがとても好き。Mosquée(モスケ)のタイルも大好きだ。

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