2015/01/20

ポチはパリジャン


 私にとって、家族の中で一番古い付き合いは、今はもういない愛猫ポチ。もっとブログに登場してほしいと言われるのだけど、実はフランスでのポチの写真があまりない。パリに暮らしていた頃のモノクロのポチは、たくさんいるのだけど。。それもそうだ。フランスからポチを連れて帰ってきてから、私たちがフランスを訪れている時は、ポチはずっとお留守番だったのだから。。

 今でもよく思い出す、ポチと初めて会った時のことを。やせ細って、薄汚れていたポチ。初めて暮らしたアパートの中庭で、住人たちが代わるがわるごはんをあげたりしていた。フランスの飼い猫は、生まれてすぐ、耳に登録番号を刻印する。いわゆる、タトゥーだ。これを辿れば、飼い主を見つけることができたかもしれない。でも人懐っこいポチを飼うことに決めてしまった。そしてパリで生活を共にし、帰国する際に連れて帰ることを決め、最後の時まで日本に暮らした。外の楽しいことを知るポチを家の中に閉じ込め、おいしい物の味も知っているのに、病気した時から療養食しか食べていなかった。そして、私たちがフランスへ行く時はいつもお留守番。それでほんとに幸せだったのかなと思ったりして。。
 未だに、これが一番よいことだったのか、もっと何かしてあげられたんじゃないかな、とついつい思ってしまう。。動物と一緒に暮らすということは、きっとそういうことなのだと思う。でも、ひっそりと最期の時を迎えるという猫だけど、そばで看取らせてくれることがその答えだと、今はそう思う。
 忘れそうだけど、実はポチはパリジャンだったんだなぁ。

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