2015/02/17

褒め言葉


 最近、日本語は何でも「すご〜い」や「かわいい〜」の一言で表現できてしまい、すご〜いと思ってしまう。同じ言葉でも、表情や抑揚である程度伝わってしまうのだから、日本語って便利だなとも思う。
 
 こんな風に、フランス語にもよく使う言葉がある。“C'est bien!” (セ ビヤン) とか”C'est bon!” (セ ボン) とか、フランス語を知らない人でも聞いたことのあるフレーズ。大まかに言えば『いいね』『おいしい』と言う意味。フランス人、使うといえば使うけど、使わないといえばあまり、使わないな。。
 フランス語はひとつの言葉でもたくさんの表現方法があるから、フランス人はそれを使い分ける。例えば「かわいい」にもいろんな表現方法がある。”Mignon” (ミニヨン) ”Joli” (ジョリ) ”Adorable” (アドラーブル) など、きれいという意味を併せ持ったものを含めると、ほんとにたくさんある。「すごい」や「すばらしい」という意味の言葉もたくさんあって、その時々で使い分けている。どちらかというと、イヤな言葉よりも褒める言葉のほうがたくさんあるように思う。それを使い分けることによって、より感受性豊かに表現できるのだ。
 フランス語で褒めてもらうと、ただ単に良いって感じではなく、ほんとにうれしい褒め言葉になって、俄然、やる気や自信につながる気がするなぁ。フランス人の感性はこんなところから生まれていると思う。

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