パリに暮らしている頃、気に入った文具を見つけられなくて困った。ボールペンは買ったはいいけどインクが出なかったり、消しゴムは消しても黒く残ったり、そもそもノートは種類も少なく、どれもかわいくない。そんなフランスの文具が日本でもてはやされているのを見て違和感を覚えるのは、私だけではないはずだ。。
でも、老舗文具店の文具は使い勝手もよく、美しい。何より品があってそのうえ、かわいい。ちょっといい値段はするけれど、手元に置いておく価値のあるものだと思う。
そんな老舗文具店が並ぶ通りの店先は文具店というより、おしゃれなブティックといった感じだ。フランスにもこんなステキな文具があるけれど、普段使いにするにはちょっと高い。文具が好きでつい買ってしまうけど、使うのに躊躇してしまうぐらい繊細できれいなノートには、何を書けばいいのかわからなくなる。でも、もったいなくて使えないままのノートを開いてみたら、黄色く変色していた。ショック。。やっぱり、物は使ってはじめてよさが出る。あー、そう言えば取材で訪れた文具店のオーナーが臆することなく、どんどん使って欲しい的なことを言ってたなぁ。
旅先やどこでもつい買ってしまう文具好きは息子にも受け継がれている。
旅先やどこでもつい買ってしまう文具好きは息子にも受け継がれている。
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