2015/08/13

高齢者


 今、Marieはブルターニュに帰っている。何度も「一緒に来ない?」と誘われたけれど、今年はちょっと無理だなぁ。なかなか思い通りにはいかない。今週は世間ではお盆休みの人が多い。今週来てくれたお客様は休み初日に髪をさっぱりして、翌日旅に出る人が多かった。フランス、イタリア、沖縄、実家。。あ〜、羨ましい。

 この時期、フランスでも帰省する人は多い。両親、もしくはひとりで暮らす親の元へ帰るのだ。日本と同じく、高齢者がひとり暮らしをしている場合も多い。パリでも問題になっているけれど、地方でもそれは同じだ。Marieではないけれど、もう60歳を越える友達のお父さんもブルターニュでひとり暮らししている。歳の頃はたぶん、90歳を越えているはずだ。お母さんはずいぶん前に亡くなっているから、長い間ひとりで暮らしているそうだ。友達は最近、ごく近くに引っ越したのにお父さんと一緒には暮らしていないし、暮らす気もないようだ。「一緒に暮らさないの?」「ゆっくりだけど歩けるし、ほぼ毎日ヘルパーさんが来てくれているのに何で一緒に住むの?」フランス人、そこのところはけっこうはっきりしている。ちゃんとした福祉の制度が整っていてケアはきちんと行き届いている。家族のやるべきところはそこじゃない、と言うのだ。だから何だと言うわけじゃないけれど。。友達とお父さんは仲良しだし、いつも気にかけている。

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