2014/11/18

「ジュ、ジュ、ジュ...」


 フランス人、時々、話を聞いてないからなのか、 上の空なのか、それとも、頭の中を整理するよりも口の方が先に出てしまうのか、次の言葉が出てこない、なんてことも多々ある。「ジュ、ジュ、ジュ...」Je (ジュ) とは『わたし』という意味だけど、呪文のようにこれを唱えながら、次に出てくる言葉を探しているのだ。まぁ、とにかく、人に発言権を取られたくないのだろう。
 
 さて、この方法、意外といいのだ。日本語でもたまにあることだけど、ふと気を抜くと、話が耳から耳へ抜け、頭の中に入ってこない時がある。そうなると、思考能力が低下し、考える気がなくなるのだ。そんな時、「ジュ、ジュ...」と口に出してしまえば、次の言葉を考えて、話さなければいけない。そこからまた、会話がつながっていく。自分で自分を追い込むのだ、大げさなようだけど。話が長いと、つい面倒くさくなってきて、聞いているだけになってしまうこともある。そうなると、耳から入ってこない、話が分からなくなる、このパターンは1番よくないのだ。なので、何も考えてなくても、思い切って「ジュ」と言ってみる。すると、意外と次の言葉もするっと出てくる。これは、語学上達のコツかもしれない。
 でもちょっと「ジュ、ジュ、ジュ...」は耳にこびりつくのよね〜。じぇ、じぇ、じぇ 、じゃないよ。

Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire