2014/11/02

壁画


 今日、バスに乗っていてふと目についた、ビルに描かれた落書き。そんなに珍しいことではないけれど、どうやって描いたのだろう。階段も窓も何もない壁。しかも3階ぐらいの高さなわけで、外からハシゴでも架けて描いたとしか思えない。

  時々、見かける壁に描かれた絵や文字。フランスでもよく見かけるけど、壮大で手の込んだアートと言えるものも多い。それもそのはず、ただの落書きではなく、ストリートアーティストによるものもたくさんあるのだ。だまし絵のようなものだったり、もともとあるものや模様につけ加えたりと、芸術を超えた、何か遊び心を感じて見ていて楽しい。
 たくさんの作品を描いたBenjamin Vautier(バンジャマン ヴォティエ)、人間5体の白い影を描き続けている Jérome Mesnager(ジェローム メナジェ)、型紙を用いた手法のNEMO(ネモ)など、パリ20区に彼らの作品は多い。最近では、人々の写真を撮り、大きくして街中に貼り付ける、JR(ジェー アール)というアーティストが出てきた。なぜ、こんなにさまざなストリートアーティストが出てくるのだろう。

 フランス西南部ヴェゼール渓谷、古代最古のラスコー洞窟の壁画が関係してるのかと、つい真剣に考えてしまう。先祖代々、壁に絵を描くのが好きなのかも。

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