2014/05/21

ナイフとフォーク


 フランスでは、ほんの小さな頃からナイフとフォークを持たせる。しっかりと使いこなせなくても、だ。お肉なんかが切れないときは手伝ってあげるが、ナイフとフォークを持ち替えることなく、しっかりと左手に握られたフォークでお肉を刺す、利き手が反対なら右手だが。お箸の作法よりは簡単だと思うが、ほんとに小さい頃から器用に使いこなせるようになる。

 ある時、フランス人の友達の家で食事をしているとき、友達がこう言ってきた。「ウチの娘には、きちんとナイフとフォークを使えるようになってほしいのよね」3歳にも満たないが器用にサラダを食べていた。「だんなが、何でもあらかじめ切っておいて、右手にフォークを持ち替えて、最後までそれで食べようとするのよ。それを娘が真似しようとするの」と怒っている。聞くと小さい頃、右手で食べることを注意されなかったので、今でもつい、クセでそうしてしまうらしい。
 最近はお箸も上手に使えるフランス人が増えてきた。和食が日常的に食べられているというのもあるけど、ナイフとフォーク同様、きちんと使いこなしたい人が多いようだ。長年、日本に住んでいたDanielleがちょっと怒りながら、こんなことを言っていた。「食事に行くと、しょっちゅう、ナイフとフォークを持ってくるのよね、お箸でいいのに」と。それは日本人の気遣いだとわかっていても、腹が立つらしい。本人はお箸もきちんと使えるし、お箸で食べた方がおいしく感じるものってあるな、確かに。
 
 息子も3歳から、フランスではみんなと同じようにナイフとフォークを使って食事していた。「保育園では、りんちゃんしかできないんだよ」と自慢げだったな。お箸より上手だったかも。。

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