2014/05/04

『Les Chroniques Purple』


 フランスには心惹かれる雑誌が多い。前に書いたEGOÏSTEもそうだが、不定期で規格も多様な写真集に近い書籍のことだ。1992年に刊行された『Purple』はアートやファッションを様々なアーティストが個々の表現方法で発表する、インディペンデントの先駆けとなった雑誌だ。フランスへ行く度に買ってくるので、我が家の本棚にも何冊も並んでいる。
 
 昨日、その『Purple』の編集者であったElein Fleissのトークイベントがあった。林央子さんとのイベントだったのだが、ファッション関係らしき若者やら、明らかにそういう仕事をしてそうな面々が100名ほど集まっていた。私はこういうイベント自体、あまり参加したことがないのでわからないが、半数以上の人たちはメモ片手にペンを走らせながら、聞き入っている。実際、仕事で来ている人もいるみたいだったが、やはり、普段会えない人と間近で会え、話が聞けるのは貴重な体験だ。
 イベントも終わり、彼女の最新の書籍やカフェがある1階では、終わったばかりの熱気や人でいっぱいだった。私はEleinに話しかけ、『rue keller』に彼女が以前働いていたところがあったとか、他愛ない話をして、その場を後にした。

 数年前までかっこよかった雑誌が、全く違う雑誌に変わっていたなんてこともあるなか、『Purple』は少しずつ名前を変えながらも、でも常に根底にあるものは変わっていない。Eleinも気さくだったし、何より、友達のLaurenceに容姿や雰囲気が似ていて、何だか心が和んでうれしかった。ますます、『Purple』が好きになった。

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