2014/05/25

重いスーツケース


 蚤の市もブロカントも大好きで、あれもこれも欲しくなり、ついつい買ってしまうのだが、持って帰れるものには限度がある。搭乗時、預けられる荷物の重量は決まっているのだから、それ以上は超過料金を払うか、別便で送らなければならない。フランスの空港では、担当してくれた人によって大きく変わってくる。少しぐらい大目に見てくれる人もいれば、超過料金を払うか、ちょうどいい重さに調整してと言われたりする。私はいつも、友達の家にある体重計でスーツケースを計ることにしている。

 何度か、息子とふたりだけでフランスへ行った。保育園の頃だから、まだ小さく、スーツケースを押すこともできないし、下手すれば、「眠いからだっこ〜」の時期だ。荷物はスーツケース1個とそれぞれのリュックに、機内持ち込みのバック。行きは、ほとんど荷物がないのだが、帰りは荷物が増える。陶器やワイン、雑誌や絵本、とにかく重いけど、この際、持って帰りたいものばかりだ。息子は小さいとはいえ、大人分のチケット代を払っているわけだから、持ち帰れる荷物も二人分に決まっている。そこまではいいのだが、スーツケース2個は、やっぱり、ちょっと無理だ。というわけで、荷造りしてみたら、なんとか、1個のスーツケースにまとめることができた。でも、計ってみると、なんと驚きの40 kg。。自力で持ち上げることも、運ぶこともできない重さ。想像通り、空港ではカウンターのフランス人にだめだと足止めされ、私は必死で懇願したり、怒ってみたり、ちょっと泣きも入れつつ。。嫌な顔をされたが「今回だけだからね」と念押しされ、どうにか持って帰ることができた。空港までは男友達に持ってもらったけど、帰り着いた空港でグルグル回るレーンから、重過ぎてなかなか下ろせず、そして、機内でぞんざいに扱われたのか壊れていて。。
 無理はだめだなとちょっと思ったけど、フランス人相手にひるんではいけません、話せばわかる、ほんとはやさしいフランス人。Merci!

Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire