2014/05/06

夜中にホラー映画


 パリ滞在中、友達の家にお呼ばれするときは必ず、お泊り道具一式を持って遊びに行く。Marieの家が滞在中の我が家なのだが、他の友達の家に行ったときはそのまま泊まるというのが、私たちと友達の暗黙のルールだ。話も尽きず、帰るのも面倒だし、私たちもそのほうが都合がいい。息子が小さいとき、眠ってしまうと連れて帰るのが大変だったし、その頃から、どこの家に行っても泊まることが当たり前になっている、有り難いことに。
 
 数年前、ひとりでパリに行ったときも、EricとSophieの家にお呼ばれした。ひとしきり食べて飲んで、しゃべり疲れた頃、なぜかテレビを見ようということになった。もう、日付の変わるころだったと思う。タイトルも内容も覚えていないが、アメリカのホラー映画だった。怖い映画は好きではないのだが、見始めると止まらなくなってしまった。いわゆるB級映画でよくある学園ものだったのだが、あまりにも安っぽい作りで恐怖のシーンがコントを見ているみたいなのだ。これが3人のツボに入ってしまい、最初から最後まで笑いっぱなしだった。夜中の薄暗い部屋で大の大人が3人、笑い続ける姿のほうがよっぽど怖いと思うが。。終わったあともひとしきり笑い転げた。その後はぐっすり眠れて、朝もすっきり目覚めた。
 
 フランス人は笑いのツボにはまると、なかなか抜け出せない。そこもまた、お茶目なんだけど。

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