2015/09/05

トイレのカーテン


 サンマルタン運河沿いのアパートに暮らしたのは数ヶ月だったけど、けっこう気に入っていた。部屋の壁中に棚が作られていて、荷物のあまりなかった私には不必要だったけれど、ペンキで色を塗り替えたりしてわりとこれがみんなに好評だった。部屋の一角にあったキッチンも狭いけれど使い勝手は悪くなかったし、愛猫ポチも快適そうだった。でも玄関脇にあったトイレには扉がなく、カーテンすらなかった。引っ越してからすぐにやったことは、棚のペンキ塗りと、このトイレのカーテン探し。フランスのアパートの天井は日本よりもかなり高い。屋根裏部屋を除けばだけど。。

 パリのモンマルトルの麓には生地屋さんがたくさんあって、手作りの大好きなパリっ子でいつも賑わっている。種類が豊富だから布選びはちょっと楽しい。中学生の頃に家庭科の授業でスモックやパジャマを作るために布探しをしたことを思い出した。普通の布もあれば、イタリアや近隣の国の布もあり、色も柄もかなり豊富だ。幅広の布もあるし、テーブルクロスになるような布もあったりして生地屋さんに行くことを楽しみにしていた。

 さて、トイレの扉の布は音が漏れづらいようにと厚手のものを買った。結局、布ではなくアンティーク調のカーテンを古着屋で見つけたのだ。そういえば、そんな風なカーテンがよく捨てられていた。フランス人は引っ越しや模様替えの時、大きなカーテンはジャマになって捨てちゃうんだろうな。

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